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1969年。ウッドストックの盛り上がりを写した31枚の写真

群衆と伝説的アーティストたち。

1969年8月15日。40万人以上の若者が、ウッドストック・ミュージック・アンド・アート・フェアのためにニューヨーク州ベセルにある酪農場へと進んだ。

このイベントは「平和と音楽の3日間」と宣伝され、アメリカの音楽史で崇拝されていた32組のアーティストが出演した。

ウッドストックは、単にフェスティバルというだけでなく、1960年代の自由なスピリットを体現し、アメリカの若者世代全体を象徴する出来事になった。

会場にたどり着くのも大変だった。

ウッドストックの主催者は、やって来るのは5万人だと当局に話していた。実際には、彼らの予想を上回る人たちが集まった。

これほど大勢の人が集まったにもかかわらず、ウッドストックは平和なイベントであったと記憶されている。

予想以上の数の人々が到着したあと、主催者は無料で入場を認めた。

誰もが愛と平和の雰囲気を共有した。あったのは、いいバイブスだけだった。

ウッドストックが開かれた酪農場の持ち主、マックス・ヤスガーは、このときの雰囲気についてこう語った。「彼らと共に行動すれば、今アメリカが直面している逆境を、より輝かしく平和的な未来への希望に、転じることができるでしょう……」

このフェスティバルでは、たくさんの伝説的なアーティストが登場した。いくつか名前を挙げると、そこにはジミ・ヘンドリックス、ジョーン・バエズ(当時、妊娠6ヵ月だった)、サンタナ、グレートフル・デッド、ザ・フー、ジェファーソン・エアプレーンのパフォーマンスを含む。

右は、演奏を披露するジョー・コッカー。

平和と愛がすべてだったので、裸はめずらしくなかった。近くの池は裸で泳ぐ人でいっぱいだった。

気晴らしに薬物が使われることも、めずらしくなかった。

参加者の多くが団結して、コンサートに来た人たちのために食事や身の回りの世話をした。

平和と音楽の3日間が終わった後、立ち去るのも容易ではなかった……

後片付けも大変だった……

フェスが終わると、集まった人たちは、愛と平和、そして音楽の精神の素晴らしさを忘れてしまったのかな。