【米大統領選】トランプ氏の日本やアジアの核武装めぐる発言に猛批判

    トランプは日本などと交渉し直したほうが良いと発言。

    いきなり核兵器について話し出すトランプ氏

    トランプ氏がロシアとの関係について問い詰められたときに、いきなり核兵器について発言。

    「深刻な問題に陥っている。核兵器を1800個も所持している国があるから。その国は核兵器を拡大したのに、アメリカはしなかった。クリントンは度胸試しをしているんだよ」

    クリントン氏はトランプ氏が核兵器について語っていること自体が皮肉だと話した。トランプ氏に、核兵器の発射を命令するのに責任感が十分にあるのか疑問視した。「軽率で、核兵器の使用をとてもカジュアルに話している人ですよ?」

    「核兵器の肝心な点は、大統領が指示を出すと、それに従わなければいけない。命令から核兵器の発射まで約4分しかない」

    トランプ氏は、クリントン氏が嘘つきだと批判。

    「日本にぼったくられている。日本、ドイツ、韓国などの国と交渉し直した方が良いと言っただけだ。これ以上、与え続けることはことはできない。クリントンは嘘つきだというのがいろんな方法で証明されている。これは、さらなる嘘だ」

    クリントン氏は、続けてトランプ氏の過去発言について突っ込んだ。

    「アジアでの核の競争について『どうぞ楽しんでください』と、言っていた。こんな言葉で、同盟関係を引きはがそうとしている。アジア、ヨーロッパ、中東の同盟国と協力するのが、アメリカをさらに安全にする方法だ」

    トランプ氏は、これに対して発言をしたことがない、と訴えたが、3月26日のニューヨークタイムズとのインタビューで、日本と核について言及している。