「娘が、プリキュアに追いついた日。」 パパに聞いた

「娘が、プリキュアに追いつきました。」

5年以上もプリキュアをマニアックに研究している「プリキュアの数字ブログ」がある。

プリキュア41人の顔の平均化や、テキストマイニング(とは、何か知りたい場合はブログをチェック)を利用し、プリキュアが10年間で唄ってきた歌詞を分析などをしている。

3. 4月1日、ブログに「娘が、プリキュアに追いついた日。」が投稿された。娘とともに過ごしたプリキュアの思い出をパパ目線で書いてある。ここでは一部を紹介する。

娘が、プリキュアに追いつきました。

最近のプリキュアは中学1年生が主人公になるんですよね。
新年度、4月1日を無事に迎え、娘は中学1年生。

娘が、プリキュアに追いつきました。

思えば、娘が最初に見たプリキュアは、4歳の時「Yes! プリキュア5」でした。
それまでパパ一人で見ていたプリキュアが、最初はパパのヒザの上、そして隣で一緒に笑って見てくれる様になりました。

はじめて観たプリキュア、その衝撃は計り知れないものがあったのでしょう。

それまでは、

パパ、パパ、ママ、ママ、アンパンマン だったのが
ママ、ママ、プリキュア、パパ、プリキュアになりました。

パパの優先順位が下がったのはちょっと寂しかったけど、娘といっしょに、時には真剣に、時には笑いながら一緒に楽しむ日曜日朝8:30はパパにとって特別の時間になりました。
面白いシーンでパパが笑うと何故か娘は、テレビではなくパパの顔を見て一緒に笑っていましたよね。

4. プリキュアの握手会で起きた、こんなエピソードも。

握手会の時、周りの小さな子はプリキュアの服を着てたり、変身玩具を持ってプリキュアに見せていたり、
ベテランっぽい親子なんかは、プリキュアに小さな花とかプレゼントを渡していました。

当時ウチの娘は変身玩具「ココロパフューム」を持っていなかったし、プリキュアの衣装なんかではなく、普段着でプリキュアに会いにいきました。

きっと、周りの子はあこがれのプリキュアにばっちりアピールしてるのに、自分は大好きなキュアブロッサムに、なにも持っていない、何もできなかったことが
悔しくて、悲しくて、どうしようもない感情が不機嫌にさせていたんだな、ってことが解りました。

パパもそういう娘の気持ちを全く理解出来ていませんでした。

娘を喜ばせるつもりが、逆に悲しませてしまっていたんですよね・・。

親バカなのは承知で、その時「ココロパフューム」買っちゃいました。
そのココロパフュームは娘が使わなくなってから、娘の許可を得てパパがもらい受けました。

それは今でもパパの部屋にあります。

今でもコレを見ると当時の匂いを思い出して「少しでも娘の良いパパでいたいな」って思います。
これがなかなかに難しいのですけどね。

5. やがて娘も成長し……

そんな娘も次第にプリキュアを観なくなりました。
ちょっとさみしかったけど、これはまあ仕方がないのですよね。
無事、成長している証ですものね。

6. 娘はプリキュアを卒業しても、「パパがプリキュア好きだから」と、パパの誕生日にプリキュアの絵を贈っている。

きっと、この絵を握りしめてさえいれば、自分の人生、この先どんな事があっても笑って死ぬことが出来るんだろうなって思います。

8. プリキュアの登場人物の年齢に追いついた娘に、パパは最後にメッセージを書いている。

おせっかいな娘の事です。きっと世界を救いに行っちゃうのでしょう。

恐ろしい敵が待ち構えているかも知れません。

でも、大丈夫。

途中でたくさんの、素敵なお友達に出会えるのですよ。

ちょっぴりケンカなんかしちゃったり、それでもすぐに仲直りしちゃったり。
いつのまにか、かけがえのない大切な存在になっているのです。

その親友たちと、いっぱい、いっぱい思い出を作りながら、ほんの少しの涙とたくさんの笑顔で、世界を救ってきてください。

お父さんは、お家でハンバーグを焼きながら、無事に帰ってくるのを待っています。

(おわり)

Twitterでは、「読んでおいおい泣いてしまった」、「いい話すぎる」など、感動の声が相次いでいる。

また、プリキュアの関係者もコメントしている。

@kasumi1973 いえいえ、もう恐縮するばかりです。ただ、スタッフ全員で一生懸命苦しんでそして楽しんで作った作品たちなので、ちょっとだけ誇らしいです。

— 梅澤淳稔 (@A2104Ume)

@kasumi1973 こちらこそです(^-^)読んでいたら涙が出ました。これからも頑張っていこう。と改めて思いました。ありがとうございます。

— 五條真由美 (@utatane_maiko)

12. BuzzFeed Newsは、kasumiさん(パパ)にブログについて聞いた。kasumiさんは、食品メーカーで研究開発職をしているという。

kasumiさん提供

娘さんが描いたパパの似顔絵

—ブログを始めたきっかけは?
「よく考えると、自分がプリキュアのブログを始めたのはちょうど娘がプリキュアを卒業した辺りでした。娘と一緒にプリキュアを観られなくなった寂しさから、プリキュアに関するブログを始めたのかもしれません」

—kasumiさんのお気に入りの記事は?

「『プリキュアは10年間、なにを唄ってきたのか』。上げた後に、作詞家の先生にツイッターで言及をいただき嬉しかったのです。内容も「プリキュアらしさ」とは何か、ということを、歌詞の面から可視化できてお気に入りです。

あとは、『娘を、プリキュアにするために就くべき職業2016』。かなりおバカな感じでなのですが、こういうものの方が書きやすく、気に入っています。

基本、見えないモヤモヤとしたものを可視化して見えるようにするのが好きなのです」

kasumiさん提供

娘さんが初めて描いた、プリキュアの絵

—娘さんは、ブログを読んでいるのですか?
「娘は当ブログの存在を知っています。『娘が、プリキュアにおいついた日』の記事に関しては、娘が見たのか、見ていないのか(ちょっと怖くて)聞けていません。

いつか読んで欲しいか、というと、まあ読んで欲しいような、読んでほしくないような……複雑な心境です」

17. kasumiさんは、娘がいる他のパパたちに伝えたいことがあるという。

「今、娘さんの宝物である玩具は、10年後には、パパの大切な宝物になります。娘さんが使わなくなっても、捨てないで大切に取っておいて下さい」

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バズフィード・ジャパン ニュース記者
お問い合わせ Eimi Yamamitsu at Eimi.Yamamitsu@buzzfeed.com.
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