「核兵器なくして！お願い！」 オバマ大統領に言いたいことを、広島で聞いた

「ありがとう」「嬉しい」の声も。

5月27日、オバマ大統領は現職のアメリカ大統領として、初めて被爆地の広島を訪問する。BuzzFeed Newsは、地元の人たちや観光客などに、「オバマ大統領に言いたいこと」を聞いた。

Kota Hatachi / BuzzFeed

広島市と広島県呉市の大学2年生（19）

「そんなに深く考えたことはないけど、核はやだ。怖いし。オバマ大統領には原爆ドームを見てもらいたい。もうこんなこと、起こしてほしくない」

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広島市内の会社員（55）

「母親は黒い雨を浴びているが、証人がおらず、被爆者の認定はされていない。おじもおばも被爆した。まだまだ苦しんでいる人たちがいることを知ってもらいたい」

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兵庫県出身、広島市の会社員（27）

「謝罪を求めるのではなく、来てもらうことに意味がある。世界中で戦争が起きている中、再度起こしてはいけないことだと認識してもらえれば」

次の世代のためにも。

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広島県呉市の親子（12、46、15）

「戦争が起こって苦しいことがあったと知ってほしい。アメリカは原爆を落とした国だからこそ、平和にしてくれると思う」

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石川県金沢市から観光に来た親子（26、53）

「広島に来たのは2回目。若いころに感じた原爆の怖さを娘にも知ってもらいたかったので、一緒に来た。2度と起こしてはいけないことだと、世界のみなさんにも理解してもらいたい」

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広島市の女性（46）

「母は被爆者二世。父は黒い雨を浴びた。広島の人は、何かしら核と繋がりがある。淡々としているけど、壮絶な経験をしている」

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広島市の夫婦（65、71）

「母、兄、親族も被爆の被害を受けてきた。悲惨な実態を肌で感じるのが大事。実際に話を聞いて、核廃絶の思いを感じてほしい」

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広島市の高校3年生2人（17）

「あまり考えたことはないけれど、戦争は嫌い。オバマ大統領はちょっと見てみたい。でも、交通規制やだな」

両親、姉は被爆者

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広島市の被爆2世の男性（63）

「母は爆心地から1キロの自宅で被爆。海軍だった父親は入市被爆し、姉は胎内被爆。両親は、原爆の話をずっとしたがらなかった。落とされたことを恨むより、日本とアメリカが一緒になって、核を無くしていくべき。いまさら謝罪をしてもらって変わることもない」

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広島市の会社員（24）

「現職の大統領が来るというのは大きいと思う。あるがままを見て聞いて、歴史の転換点になってほしい」

私たちも、忘れない。

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島根県松江市から観光に来た同級生4人（26）

「原爆資料館に行きました。自分たちは経験していないけれど、核兵器は絶対にダメだと思う。あんなことは二度と起こってはいけない」

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東京都から観光に来た会社員（28）

「おばあちゃんの弟が長崎で被爆し、その数年後に亡くなった。長崎は行ったことがあるけれど、広島は初めて。必ず来ようと思っていた。原爆が落ちた過去は変えられないけれど、忘れてしまったらまた同じことが起きてしまう」

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福岡出身、広島在住10年の会社員（29）

「現職のアメリカ大統領が来なかったというタブーを変えられる。アメリカでは原爆投下が正当化されていると思う。見直すきっかけになるはず。資料館を見て、事実を考えてほしい」

「ありがとう」「嬉しい」

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広島県熊野町の女性2人（70、66）

「遅すぎたとも、謝れとも思わない。今度は安倍首相が真珠湾に行かないと」

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広島市の寿司職人（19）

「遠くから来てくれてありがとう。原爆資料館にはもう15回くらい行ったことがある。見ると、内容が頭に残る。寝る時も思い出すくらい。オバマ大統領には資料館で、原爆の悲惨さを知ってほしい」