東京都の小池百合子知事が3月25日夜、緊急の記者会見を開き、都内で新型コロナウイルスの感染者が、新たに41人確認されたことを発表しました。
知事は今後、感染者が爆発的に増える事態を防ぐためにも、週末はなるべく外出を控えるよう都民に要請。
1. 換気の悪い密閉空間、2. 多くの人の密集する場所、3. 近距離での密接した会話…という「3つの密」を避けて行動するよう呼びかけました。
「全体の5%は集中治療室に入らないと助けられない」
会見には、新型コロナ対策について東京都に助言を行い、最前線で治療や対策に当たる国立国際医療研究センターの大曲貴夫・国際感染症センター長も出席しました。
記者からの質問で「新型コロナの怖さ」について問われ、感染した人の約8割は軽い症状しかないものの、重症化してしまう人は、ものの数時間で急激に症状が悪化していく恐ろしさがあると強調しました。
この病気の怖さというのは、…8割の人は本当に(症状が)軽いです。歩けて、動けて、仕事にもおそらく行けてしまうし、軽いんですよね。
ただ、残りの2割の方は確実に入院は必要で、全体の5%の方は集中治療室に入らないと助けられない。
僕は現場で患者さんを診ていてよくわかりますけど、悪くなる時のスピードがものすごい早い。
本当に1日以内で、数時間で、それまで話せていたのにどんどん酸素が足りなくなって、酸素をあげてもダメになって、で、人工呼吸器もつけないとこれは助けられないという状況に数時間でなる。
それでも間に合わなくて、人工心肺をつけないと間に合わないっていうことが目の前で一気に起こるわけですよね。ものすごい怖いです。
ですので、やっぱりかかった方の中には、特に持病があったりする方の中では、そういうことが起こるんですよね。
だからやっぱりかかっちゃいけないと思います。僕はすごく強く感じます。…というのが僕の正直なところです。
「感染爆発の重大局面」
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