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心に刺さる…。仕事って誰のために、何のためにするの?その答えを問う漫画があります。

忘れがちだけど大切なこと。漫画を読んで気付かされました。

仕事は誰のためにするのか。それを問う漫画が話題です。


漫画家のやじまけんじさん(@yajima_kenji)がTwitterに作品を投稿したところ、「心にささる一言ですね」「先輩の言葉はすごく深いと感じました」などの反響が寄せられました。


注目の作品がこちらです。

「アルバイトで、初めての朝番をすっぽかして先輩に言われた言葉」

初めてのアルバイト先に選んだのはコンビニエンスストアでした。


仕事に慣れてきたのか、あくびをしながら漫然と仕事をしている主人公。


そんな時、職場の先輩から「朝番」の仕事を教えてもらえることになりました。


集合は2日後の朝6時。「もちろん大丈夫っす」とシフトを入れました。


ところが当日になって起きると、朝7時だったのです。


「もう上がる時間だし、謝るだけいっとこ…」


大遅刻をした主人公は、先輩に遅刻をしたことを謝ろうと職場に向かい、謝りました。


ただ、先輩から返ってきた言葉は「君が来なくても、ぼくは困らない」でした。

新人で仕事を覚えていない主人公がいなくても朝は仕事が少なく、先輩は困らない。給料が減り、仕事を覚える機会を逃して困るのは、主人公自身だと先輩は言い放ちます。


「君が働くのは、君のためだろ?」

BuzzFeedは作者のやじまけんじさんに話を聞きました。

このお話は、やじまさんが高校生の頃に経験した出来事を元にしたんだとか。

ただ、「君が働くのは、君のためだろ?」という印象的な一言だけは、やじまさんが漫画家になってから言われたものなのだそうです

昨年、漫画を連載していた時、なかなか上手くいかず、だんだんと漫画を描くのが嫌になっていた時に編集者に投げかけられた言葉がありました。

「マンガを描くのは自分のためでしょ?やじまくんが描きたくないマンガを描いて、誰が幸せになるの?」

やじまさんは、この言葉を受けて「ものすごくハッとした」といい、今回の漫画に加えたとのことです。

「仕事というのは、何かに合格したり認めてもらったりするためにしてるわけじゃなく、自分自身のためにしているのだなと思ったのです。少なくとも僕はですが」

作中の先輩、クマガイさんというキャラクターについて

漫画に登場するクマガイさんについて、読者の評価は分かれました。ツイートのリプライ欄には「いい先輩だ」という人も「卑怯な奴だ」という人もいたのです。

やじまさんは、どんな見解を持っているのか聞いてみました。

「この先輩はかなり中立的というか、フラットなキャラという認識です。『自分の認識してる事実を言ってるだけ』なのです。なので、このバイトくんを変えたいとも、怒りたいとも思っていないのです」

最後に、この漫画に込めた想いを聞きました。

「仕事って言うのはサボっても、実は自分に良い事がないなと思ってるので自分のために働こうよ、という。そんなにめちゃくちゃがんばらなくても良いと思ってますが、サボると損です」