本を読むとき、黙読しているつもりでも頭の中で声が聞こえる人とそうでない人がいる。アメリカの大学の心理学者が発表しました。
この論文によると、今回の研究に協力した8割の人が読書中に声が聞こえると答えました。しかし、誰でも同じように聞こえるわけではなく、男性や女性など読むものや集中の度合いで声色が変わる人もいるそうです。
声が聞こえる人もそうでない人も、自分の状況を「当たり前」と思い込み疑問に思わなかったため、過去にこのような研究が行われなかったと論文で語っています。
今回の研究を通して、一般的に幻聴とされているものでも幻聴ではなく、内なる声である場合が考えられることがわかりました。
そのため研究結果は今後の幻聴障害の研究にも役立つのではないかと言われています。
聞こえないひとは聞こえる人の多さに驚いている様子