魚のように広い画角で風景を捉え、写し出すことができる「魚眼レンズ」。
その“眼”を通して見た世界では、ありとあらゆる生き物がいつもとは違う表情を見せてくれます。
鳥も…
蝶も…
トンボも…
カエルも…
花も…
オシドリも…
猫までも!
「小さな世界を広く大きく写し、まるで自分も同じ生き物になったような視点で世界を見られるので、魚眼は本当に楽しいです」
BuzzFeed Newsの取材にそう語るのは、これらの写真を撮影した愛知県在住のアマチュアフォトグラファー・くゆうさん(@Y_K_photography)。
作品とともに「何度でも言うよ。魚眼は楽しいよ!」と投稿したツイートは4万7千件以上リツイートされ、大きな反響を呼びました。
くゆうさんは、普段は会社勤め。ある日たまたま、魚眼レンズで撮影された蝶の写真を写真投稿サイトで見つけ、「自分もいつかこんな写真が撮ってみたい」と魚眼レンズを購入したのがはじまりだったそう。
ツイートへの反響は「想像をはるかに超えてびっくりしました」と話すくゆうさん。
「虫は嫌いだけどこの写真なら大丈夫とか、自分も魚眼で撮ってみたいとか、絵本の世界みたいで素敵とか、嬉しいコメントをたくさんいただき本当に嬉しかったです」
「最初は撮り方も何も分からず、最初の1枚が撮れるまでに1万枚以上のボツ写真を量産しました(笑)。今でも撮れない時は本当に何日も撮れないのですが、諦めずに続けてきて良かったです」
撮影時に気をつけていることは?と聞くと、「ルールは必ず守ること」。
「魚眼レンズで被写体の近くまで寄って撮っているので、他のカメラマンの邪魔になっったり、周囲の花を傷めたり、被写体を追いかけすぎて周りに迷惑をかけたりしてしまわないよう、常に気をつけています」
「どれだけ良い写真が撮りたくても、ダメなことは絶対にダメ。まあ、当たり前のことなんですけどね」