サッカーの試合後によく見るユニフォーム交換。互いの健闘を称え合う、スポーツの名場面の一つです。
メッシやクリスティアーノ・ロナウドなど世界的選手ともなれば、誰がユニフォームを交換するか競争になる場合もあります。
よく見る光景だけに、気にしていなかったのですが、一つ疑問が出てきました。
このユニフォーム代って誰が払うの?
疑問の発端はこれ。コンサドーレ札幌のエース、都倉賢選手の8月23日のツイートです。
都倉選手は7月22日のジュビロ磐田戦で、大久保嘉人選手と試合後にユニフォーム交換しましたが、このツイートでは、交換したユニフォーム分の補充分が給与から天引きされたことを明かしています。
つまり、ユニフォーム交換は自腹ということです。
本当に自腹なの? BuzzFeed Japanではコンサドーレ札幌に確認してみました。
担当者によれば、都倉選手のツイートにあるようにユニフォーム交換の場合は選手の給与から天引き、つまり自腹になるとのことです。
ゴールの喜びから、スタンドのサポーターに向けてユニフォームを投げ込む場合も同様に自腹。
一方、選手同士の争いの中で破れるなど、プレー中のアクシデントによるユニフォームについてはチームが負担になります。
「他のJリーグチームでも同様の対応をしていると思います」(担当者)とのことです。ちなみにユニフォームの値段は2万円に届かないくらいだそうです。
では、日本代表は?
日本代表でも試合後、相手国の選手とユニフォーム交換する姿が見られますが、こちらも自腹なのでしょうか?
日本サッカー協会に問い合わせると「ユニフォームの交換の際は協会の負担になります。ピッチ上での交換を禁止することはありません」と、自腹ではないとの回答が返ってきました。
ということで、疑問の答えはこちらになりました。
・Jリーグの場合、ユニフォーム交換の際、代金は自腹。
・日本代表の場合、ユニフォーム交換の際の代金は協会持ち。
Jリーグではスタンドに投げ込まれるユニフォームも選手の自腹とのことですので、運よく手に入ったサポーターの方はこれまで以上に大事にしてほしいと思います。