スケール感が違う。スペインの修復の黒歴史がヤバすぎる
15世紀のマリア像が、あら大変身。
スペインの修復にまた黒歴史が...。北部の小さな村の教会にある15世紀のマリア像がカラフルに修復され、話題となっています。

AFP=時事
AFPによれば修復に携わったのは専門家ではなく、近所の女性。鮮やかな色合いに批判が集まると「私はプロではない」と地元紙に反論したといいます。
確かにプロではなさそう。
スペインの修復と言えば、こちらの絵も有名。2012年、約100年前のキリストのフレスコ画を、こちらも近所の素人の女性が原型がわからぬほど塗りつぶす修復を行い、騒ぎになりました。

AFP=時事
スペイン美術保護協会はカンカンとなったのですが、猿にも見えるこの修復がユニークだと話題を呼び、フレスコ画のある教会はいまや観光地となっています。

AFP=時事
スペインのエステーリャという町でも悲劇が。2018年、馬に乗る聖ジョージ像を修復したところ、カートゥーンアニメのようになってしまったのです。
A priceless, religious sculpture gets botched restoration by hired school teacher. Wooden carving of St George has been a feature of church of San Miguel de Estella, in Navarre, northern Spain, since the 16th century. #Brand #influencer #entrepreneur #luxury #branding #celebrity https://t.co/2dM6z2iHSo
スペイン美術保護協会はこの際「我々は文化遺産に対する多くの攻撃を容認することはできない」と声明を発表。
確かに保護してる立場だと泣きたくなります。
修復失敗は建物でも。2016年、スペイン南部にあるマトレラ城が修復工事によって現代的な形になりました。てか、これは別物。
...something went wrong ;-) Restoration of 'EL Castillo de Matrera' #architecture #heritage https://t.co/vOyj8Q0XVm
スケールが違いすぎるスペインの修復の黒歴史。
とりあえず素人に頼むのは、まずやめた方がいいでしょう。