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一杯のコーヒーの知られざる物語。スターバックスで働く私だからできること

肩書きのある人や特別な人だけがリーダーになれるわけではありません。ひとりひとりの個性や強みを生かせたとき、その仕事は未来をつくる力になります。スターバックスの若きリーダーたちの挑戦を、3回にわたって紹介します。

「目の前のお客様の幸せが、世界中の幸せにもつながっていくはず」

若きリーダーたちが自ら考え、多様な人たちとアクションの輪を広げることを応援するスターバックス。

サステナブルな環境や多様性の実現に向き合うユースリーダーひとりひとりの情熱と言葉、そして行動が、新たな未来を作ると考えているからだ。

BuzzFeedでは、これから3回にわたって、スターバックスで働く未来の担い手によるリーダーシップの形を伝えていく。

スターバックス

スターバックス コーヒー ジャパンで日々、美味しいコーヒーを多くの人に届けている間惣檀さんと、同社でサステナビリティを推進し“コーヒー豆かす”の再資源化などに取り組んでいる日高涼子さん。

日々の仕事の「その先の未来」を見つめて働く2人に、それぞれの挑戦について聞いた。

おいしいコーヒーを届けるさまざまな仕事


――おふたりはそれぞれ、スターバックスでどんなことをされているのでしょうか。
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スターバックスの第16代コーヒーアンバサダーの間惣檀さん

間惣檀さん お店で取り組んでいることは、大きく2つあります。

ひとつは、日々の接客のなかで、ドリップコーヒーなどを注文される方も多いですが、味わいをきっかけにコーヒー豆のストーリーをお話して興味を持っていただいて、お客様に“コーヒージャーニー”の入り口を作ることを意識しています。

もうひとつは、コーヒーセミナーといってお客様に2時間ほどコーヒーのお話をさせていただいています。コーヒーを知っていただくと同時に、生産地のお話や、生産者と関係を築きながら長期的に高品質なコーヒー豆を生産するスターバックス独自のガイドライン「C.A.F.Eプラクティス」にも少し触れて、深くお伝えしています。

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サプライチェーン本部 資材・店舗開発調達部 エシカルソーシング&サステナビリティチームの日高涼子さん

日高涼子さん 私は、エシカルソーシング&サステナビリティチームにいます。間惣さんは「コーヒーの倫理的な調達」について話していますが、私たちの取り組みは、商品や資材など「コーヒー以外の倫理的な調達」が柱になっています。

もうひとつは「サステナビリティ」で、豆かすやミルクパックのリサイクルの取り組みや、今はまだ試験段階ですが、ペーパーカップのリサイクルの試験などを進めています。

若者の「挑戦」を応援する仕組み

――日高さんはもともと店舗にいたそうですね。チームに異動したきっかけは?

日高 私は2009年に新卒で入社をして、ずっと店舗にいて、2018年10月にいまのチームに移動しました。スターバックスには、内部インターンシップという形で店舗からサポートセンター(本社)に異動し、仕事ができるプログラムがあるのですが、私自身は豆かすリサイクルにすごく興味があって応募しました。

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間惣さんが優勝した大会から、接客ロールプレイング競技に加えて20分間のプレゼンテーション競技が新たに導入された

ーー間惣さんは、コーヒーの知識・情熱を競う社内の競技会「コーヒーアンバサダーカップ2019」で優勝されたそうですね。第16代コーヒーアンバサダーとしてどんな活動をされているんですか?

間惣 アンバサダーとしての活動は、(新型コロナウイルスの影響で)今はなかなか難しい状況ではありますが、公式サイトやSNSでコーヒーの魅力や楽しさについて自分なりの文章でお伝えしたり、パートナー(従業員)向けに社内ツールで情報発信したり、オンラインでできる啓発活動を実践しています。

コーヒーの豆かすを無駄にしない

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コーヒー豆かすで作られた飼料が、他の飼料と混ぜて牛に給餌されている

サステナブルな環境の実現を目指すスターバックス。同社で働くパートナーは、ひとりひとりが環境づくりの担い手であり、それぞれの場で主体的にリーダーシップを発揮している。例えば、食品廃棄物である「コーヒー豆かす」のリサイクルの実践もそのひとつだ。

――日高さんは、リサイクルを推進されているそうですが、具体的にどんな活動をされているのでしょうか?

日高 私が担当するサステナビリティの取り組みで、一番大きなウェイトを占めるのが、「コーヒー豆かす」のリサイクルです。いくつかの方法でリサイクルしていますが、一番お伝えしたいのは「豆かすリサイクルループ」です。

豆かすをリサイクルし、牛のエサや野菜の堆肥にして、その牛からとれたミルクや、堆肥で育った野菜がまた店舗に届く仕組みです。

ーー実際に加工業者などの現場に、見学に行ったこともありますか?

日高 豆かすの回収センターのほか、リサイクル施設、技術協力いただいているメニコンさんとは定期的にミーティングをしていて、見学もさせていただいています。

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リサイクル施設でコーヒー豆かすと副資材を混ぜ合わせ牛の飼料が作られる

協力企業にとっては、他の事業と比べると収益の大きなものではないと思うのですが、それにもかかわらず同じゴールを目指し、力を貸してくださっています。

スターバックスが目指す循環型社会の実現、サステナビリティの取り組みを応援してくださっていて、いろいろな課題を解決しようと常に一緒に組んでくださっているのは大きな気づきでした。

一杯のコーヒーから考える環境のこと

サステナブルな環境づくりを加速させるためには、お客や地域の人たちに、スターバックスの取り組みを伝え、理解の輪を広げていくことも大切だ。コーヒーを入り口に、多くの人に環境への関心を持ってもらうために、日々コミュニケーションの工夫が欠かせない。

ーー間惣さんは、サステナビリティの視点では、店舗でどんな取り組みをされていますか?

間惣 日々の接客やコーヒーセミナーなどを通して、「お客様が飲む一杯が世界中の幸せにつながるんですよ」というお話を、お客様にわかっていただけるかたちで伝えています。

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ーー具体的に、お客様とどんな話をされるのでしょうか?

間惣 ドリップコーヒーを飲んで「味がおいしい」と言ってくださったお客様がいらしたら、近いお味のコーヒーを提案して、「実は近い場所で作られているから、お客様の好みに合うと思います」と、生産地の話をしたりしますね。

店舗で無料で配布している「コーヒーパスポート」という小冊子があるんですけど、コーヒーのおいしい淹れ方や、スターバックスのコーヒー豆の全種類の紹介やストーリー、コーヒーの倫理的な調達についての情報もすべて載っています。一緒に冊子を広げて見ながら、スタンプシールを集めていただいて、よりコーヒーを楽しんでいただく提案をしています。

マグカップ普及と気候変動

課題を理解したうえで大切なのは、ひとりひとりが自分のできるアクションを実行していくこと。一杯のコーヒーの飲み方から、地球に優しい選択をする方法はないだろうか? ユースリーダーは、気軽にできるアクションの普及にも力を入れている。

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全国の店舗(一部店舗を除く)でミルクパックのリサイクルを推進。年間約1000トンのミルクパックが、トイレットペーパーやティッシュペーパーなどに生まれ変わる

ー日高さんは、サポートセンターから店舗に戻ったら、どんなことを伝えていきたいですか?

日高 豆かすリサイクルやミルクパックのリサイクルのほか、(新型コロナウイルスの影響で)今は残念ながら停止していますが、マイタンブラーやマグカップを使うことを推奨していることなどです。これらは日々の店舗でのオペレーションやサービスで表現しやすいことだと感じます。

サステナビリティや気候変動という言葉は、ちょっと壮大でとっつきにくいと感じる反面、タンブラーやマグカップなら身近で手軽で、お客様に伝えやすいですよね。

どの店舗でも、どのパートナーでもできる取り組み。それがかっこよく言うと、サステナビリティになる。夢は大きいですけど、前向きに一歩ずつ取り組んでいけば大丈夫という心持ちになってきました。

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マグカップでの提供で容器のリユースを推進。※現在は新型コロナ対策のため休止中

ーーサポートセンターの2年間は、どんな経験になりましたか?

目の前にお客様はいないですが、店頭でパートナーがお客様と対峙するときを想像してツールを作っていることを知れて、お店に戻ったら、もっと商品や取り組みを、愛情を持ってお伝えしていきたいと思うようになりました。

店舗にいたときは、コーヒーやサービスにフォーカスを当てていましたが、今はサステナビリティは、コーヒーとサービスに次いで、スターバックスらしさを表現するものなんじゃないかと思っています。

夢に向かって挑戦する原動力

肩書きのある人や特別なスキルのある人だけが、リーダーになるわけではない。等身大の言葉で思いを伝え、挑戦し、周囲と協働する力を発揮していくことは、ひとりひとりの多様性を生かした次世代のリーダーシップの形でもある。

――スターバックスでの仕事は、お二人にとってどんな経験になっていますか?

間惣 自分の軸として、みんなが幸せであることが一番幸せという思いがあるので、スターバックスが目指すビジョンと重なっていると感じています。日々コミュニケーションをとっている目の前のお客様の幸せが、世界中の幸せにもつながっていく視野の広がりを感じます。

ーー挑戦する原動力は?

間惣 やはり一緒に働くパートナーの成長が大きいですね。一緒に働く学生や、スターバックスで頑張りたいと思ってくれるパートナーが成長していく姿を見られることが力になっています。

先陣を切ってリーダーシップを発揮していくタイプとは違いますが、お客様やともに働く仲間など、すべての方に寄り添って相手のことを知ろうとする姿勢は、自分の強みだと感じています。コーヒーアンバサダーとして、その関わりが広がっていくことも楽しみです。

日高 私も周囲のパートナーからの影響が大きいと思っています。内部インターンの制度も、同期が教えてくれて初めて知って応募しました。

例えば「自発的だね」とか「課題を見つけて取り組める」みたいに褒めていただくこともあるんですけれども、私自身は、あまり強みとか個性を持っていないほうだと思っていました。内部インターンに挑戦したのは、この経験がプラスアルファになって、誰かに伝えることができたら強みになっていくと思ったからです。

ーー今後、力を入れていきたいことを教えてください。

日高 10月から店舗に戻りますが、サステナビリティの活動を日々のオペレーションや、お客様へのサービスに活かしていけるように、パートナーに伝えていきたいですね。これまではお店のパートナーにしか伝えられていなかったですが、少し幅を広げて、店舗以外の同じ地域のパートナーにも伝えていきたいなと思っています。

間惣 今は新型コロナウイルスの影響が大きくて、コーヒーアンバサダーとしての活動がしっかりできているとは言えない状況ですが、みなさんに知っていただき、興味を持っていただける機会を作っていきたいなと思っています。


ふたりの若きリーダーは、自ら学び挑戦し、新しい環境を切り拓いていた。

ひとりひとりの言葉や情熱から、次世代のリーダーシップの形を応援するスターバックスの「Youth Leadership」。その活動は、持続可能な開発目標である「SDGs」の達成にもつながっていくはずだ。

サステナブルな環境や未来を作っていくためには、その担い手となる若きリーダーたちの声に耳を傾け、個性や強みを生かせる環境を作っていくことも、これからの企業がもっと大切にしていくべき視点なのだろう。