私ごとで大変恐縮ですが、おととしの春まで栃木県で新聞記者をやっていました。
東京出身の私が、1年間栃木に住んで思ったこと。それは…
みんな「栃木観光=日光行って帰る」だけじゃもったいなくない?????です。
栃木旅行を満喫するためにぜひおすすめしたいのが、「移動はできれば車!1泊2日で日光か那須エリアに泊まって、日光観光+もう一箇所寄り道をする!」こと。
そこで、行って絶対損なしの定番観光スポット9選をご紹介します。
1. 日光東照宮
まず日光観光に行くなら、やっぱり寄っておきたいのが日光東照宮。
境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が立ち並び、その豪華絢爛で荘厳な美しさには、何度訪れても圧倒されます。
東照宮で見逃したくないのは、2017年春に大規模な改修を終えて、ピカピカの姿で蘇った「三猿」や、家康公の墓所を守るように座る「眠り猫」。
拍子木を打つと、龍が鳴いているかのように音が共鳴する薬師堂の天井画「鳴き竜」も、いつも行列ができていますが、並ぶ価値ありです。
2. 中禅寺湖

日本百景にも名を連ねる中禅寺湖。どの季節に行っても穏やかで、美しく、日光エリアまで行ったら、必ず足を伸ばして湖畔でゆっくり休憩するのがちょっとしたご褒美でした。
一番おすすめしたいのは、紅葉の季節。秋晴れの中、遊覧船から眺める紅葉は最高です。
日光エリアに泊まるなら、“現存する日本最古のリゾートホテル”とも言われる「日光金谷ホテル」がおすすめ!ログハウス風の「中禅寺金谷ホテル」でも、伝統のフランス料理が楽しめます。
湖畔でゆっくりするのがメインの旅なら、お部屋から湖が望める「星野リゾート 界 日光」もいいですよね…!世界遺産をめぐって、あとは温泉でのんびり〜なんて旅も贅沢です。
3. 足尾銅山&わたらせ渓谷鐵道
ちょっと頑張って足を延ばすなら、日光観光をした翌日に、足尾銅山まで行ってみるのもおすすめ。かつて「日本一の鉱都」と呼ばれた足尾銅山の坑内を見学することができます。
トロッコに乗って坑道を入って行くときは、ちょっとした冒険に出かけるような気分。中では各年代ごとに鉱山で働いていた人々の暮らしや、産業の移り変わりを学ぶことができます。
もしさらに時間があれば、ぜひ足尾駅から「わたらせ渓谷鐵道」にも乗ってほしい!足尾駅近くにある駐車場に車を停めて、電車内で食事ができるレストラン「清流」がある神戸駅まで往復するのが最高です。
4. 湯西川温泉かまくら祭り

冬に奥日光を訪ねるなら見逃せないのが、毎年1〜3月に開催される湯西川温泉のかまくら祭り。
ライトアップされたミニかまくらを見ながら甘酒をいただいたり、かまくら内でバーベキューを楽しんだりと、心もお腹も満たされるお祭りです。
湯西川にもいいお宿がたくさんあるので、日中は日光で世界遺産巡りを楽しんで、夜はこっちで宿泊というのも風情があっていい…!
囲炉裏料理を楽しめる「本家伴久 平家伝承かずら橋の宿」や「彩り湯かしき花と華」が一押しです。
5. 鬼怒川ライン下り

春から秋の暖かい季節におすすめなのが、鬼怒川のライン下り。船頭さんの案内のもと、鬼怒川の美しい景色を味わいながら、時にはスリル満点の船旅を楽しめます。
行程は約40分。ゴール地点から乗船場所まで送ってくれるシャトルバスを待ちながら、近くのお店でいただいたお団子がとても美味しかったです。
6. 那須ハイランドパーク

日光から那須までは、車で60〜90分ほど。栃木の魅力を余すところなく楽しんでいただきたい私からすると、1日目は日光観光をして、2日目は那須エリアをめぐる…などの贅沢な旅程をぜひ検討してほしいです!
定番スポットは、那須ハイランドパーク。冬場に行くと、温泉でぬくぬく気持ちよさそうにしているカピバラさんたちに会うことができます。癒し力がやばいんですよね…
カピバラさま🥕
那須エリアのホテルでよかったのは「那須高原 ホテルビューパレス」。クリスマスに利用したら、お部屋をアップグレードしてくれて、寝室とリビングが分かれてる超広い素敵なお部屋を使わせていただきました…!おすすめ!
7. 黒羽藍染紺屋

ここからは日光から結構離れているので、行きか帰りに寄り道するのにぜひおすすめしたいスポットです。
超・超・一押しが大田原にある藍染屋さんの「黒羽藍染紺屋」。
藍染の伝統的な手法を受け継ぎながらもモダンなデザインの作品は、どれも見ていてドキドキするくらい素敵です…!
スニーカー、パーカー、髪留め、ボタン、ペンケースなど暮らしのなかで使いやすい商品もたくさん。そして「商品を実際に手にとって決めてほしいから」と、オンラインでは販売していないところが肝です。
不定期で開催している藍染体験会では、実際に手を動かしながら、藍染の歴史を教えてもらうことができます。
8. 益子陶器市

毎年ゴールデンウィークと11月の頭に開かれる益子の陶器市も、ぜひ寄り道してほしいところ!むしろ器好きの方には、この陶器市に合わせて日光旅行を計画していただきたいくらいです。
益子焼きの歴史は江戸時代末期まで遡り、東京に近いことから台所用品などをはじめとする日用道具の産地として発展してきました。
陶器市の期間中はテントがずらりと並び、人気作家さんのものはあっという間に売り切れてしまうことも。
実際に作品を手にとって、作家さんと言葉を交わしながら、暮らしに添えたい一品を選んでみるのはどうですか?
9. あしかがフラワーパーク
もう全国的な知名度を誇る、超人気スポットとなった「あしかがフラワーパーク」。
私も栃木に住んでた頃は「まあいっか…」という気がして行ったことがなかったのですが、東京に引っ越してから春に訪れたら、「何でもっと早く行かなかったの…」と思いました。
やっぱりおすすめは風に揺られる藤の花を楽しめる、春。藤ソフトクリームも美味しかったです。
冬はイルミネーションも充実しているので、栃木観光がてらにぜひ寄り道してみてください!
本当はまだまだオススメしたい穴場スポットがあるのですが、今回はこの辺で…!ご紹介した場所をGoogle Mapにまとめたので、ご活用ください!
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