【行ってよかった】長野の温泉ならココ!大満足の宿

    長野県の諏訪と蓼科といえば、静かでいい宿がたくさんあるんです。大人の時間を楽しめる、とっておきの宿をご紹介します。※地域を大きくまたぐ移動には十分なご留意とご配慮をお願いします。

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    【1】文豪が愛した温泉で読書三昧「創業大正十五年 蓼科 親湯温泉」

    良質な温泉が湧き出ることから、湯治場としてしられてきた「親湯温泉」。大正15年から宿があったそうですが、2018年にリニューアルして、昔はそれこそ地元の人しか知らないような静かな温泉が、立派なリゾートホテルとして生まれ変わりました。

    宿の目の前には渓流が

    昭和初期にかけてこの地には多くの文人たちが訪れました。伊藤左千夫や太宰治などもこの温泉を愛したそうで、やがて知識人や文人たちに親湯温泉の存在は広く知れ渡るようになりなりました。現在では駅から1日2本の送迎バスが出ています。

    ロビーラウンジには蔵書3万冊もの蔵書が並べられていて、自由に読むことができます。これらの本はもともとオーナーの私物だったそうですが、この地に縁のある作家の作品もたくさん並べられていて、蓼科と文学・文豪の繋がりを感じることができます。

    部屋はこの地に縁のある文豪をイメージしています

    今回選んだのは、「蓼科 親湯温泉 リニューアル記念特別プラン】ご夕食は蓼科 山キュイジーヌ」プラン (1名3万2000円〜)。「蓼科倶楽部」は、スイートタイプの部屋で10室あります。ひとつひとつの部屋が、違った文人をイメージしているんですって。

    この部屋は太宰治をモチーフにしています

    太宰治といえば昭和を代表する文人で私も随分傾倒したものです。その太宰が結婚まもない妻・津島美知子と旅行で訪れたのがこの蓼科親湯温泉でした。新婚旅行気分の妻をよそに、散歩に誘っても外に一歩も出ず部屋で酒をひたすら煽って泥酔する太宰。それを冷ややかな目で見ていたことがのちに記された妻美知子の回想録に残っています。

    レストランは仕切りがあるのでゆっくり食べられますね

    レストランはすべてのスペースが隣と区切られているので、人目を気にせず料理を楽しめます。自分のペースでゆっくりと食事を楽しむ時間は、忙しい現代人にとって何よりの贅沢ですよね。連泊される方にはランチサービスもあります。

    食事もすごかった

    信州といえば美味しい食材の宝庫。味噌、醤油、そば、そして蓼科牛。こちらのレストランでは「蓼科 山キュイジーヌ」と題した山の幸をたっぷり使ったコースが楽しめます。

    もちろん温泉もいいんです

    武田信玄の隠し湯であったといわれる親湯温泉は弱酸性のさらりとした泉質で、美人の湯としても知られています。目の前の渓流の水音を聞きながら、文人たちも愛した歴史ある温泉につかって昔に思いを馳せる。都会で暮らす私たちにとってはなんとも贅沢な時間をこの宿は約束してくれるんです。

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    創業大正十五年 蓼科 親湯温泉

    住所: 長野県 茅野市北山4035

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    【2】豊かな自然と大地の恵みを堪能「森の隠れ宿 たてしな薫風」

    蓼科のメインストリート・ビーナスラインから一本入って、木々の茂った小道をしばらくいくと不意に現れる可愛らしいお宿。「森の隠れ宿 たてしな薫風(かおるかぜ)」は全12室の小さな旅館ですが、なんだか佇まいに品があるような気もします。聞けば、もともとメガバンクの保養所だった施設を改装したんだとか。

    鹿が近くまで来ることもあります

    吹き抜けのロビーを抜けると、左手には緑に囲まれたテラスがあります。「薫風(くんぷう)」とは初夏の若葉や青葉の香りを含んだ穏やかな風のことですが、自然豊かなこの景色を堪能できるこのテラスでは、四季折々の風が駆け抜けていきます。朝の時間帯も気持ちがいいんです。そして野生の鹿が近づいてくることもあるんですって。見たかったな。

    吹き抜けの作りが贅沢ですね

    かつて日本経済が成長を続けた時期に、銀行マンたちが英気を養うことを目的に作られた施設とあって建物の作りは贅沢。吹き抜けと大きな窓からは木々をとおしたやさしい光が差し込み、まるで教会のようにも見えます。

    とても素敵なお部屋をセレクトしました

    選んだのは、「薫風の王道を味わう! お料理スタンダードプラン【喫煙可】箱庭露天風呂付客室『あやめorつゆくさ』」。今回はあやめを利用しました(1名5万6000円~)。たてしな薫風のなかでは一番広い和室の部屋で、緑ある箱庭と露天風呂がついています。森に囲まれた隠れ家は、中にはいったらこんな贅沢な空間だったんですね。

    長野唯一の高温酸性湯掛け流しの露天風呂があります

    蓼科三室温泉から引いてきた湯は62度のナトリウム塩化物硫酸塩泉で、高血圧や神経痛、筋肉痛、疲労回復に効果が期待できるとされています。長野唯一の高温酸性温泉なんだとか。源泉かけ流しの露天風呂は家族でも一緒に入れる広さなのがうれしいですね。

    夜は創作和食をお楽しみください

    食堂は目隠しになる簾風の暖簾が下げてあり、隣に気兼ねなく食事を楽しめます。2017年には「おもてなしセレクション」を受賞しているとあって、常に目配りを欠かさないスタッフの接客がとにかく気持ちがいいんです。

    シェフ渾身の料理に舌鼓

    夜は宿自慢の創作和食を。蓼科周辺でとれた新鮮な野菜と山菜、地元の食材を使った創作料理が一品づつ提供されます。いい宿に泊まったら、食事も楽しみの一つですよね。おいしい料理にどんどんお酒も進んでしまいます。

    大きすぎる暖炉の前で寛ぎの時間を

    宿の見どころの一つが、ラウンジにあるユニークな形をした大きな暖炉。火が入るとパチパチと薪がはぜる音がして、その心地良いBGMをバックに、お酒やコーヒーを楽しむ。暖炉の火って、電気やガスとは違った暖かさがあるんですね。文庫本を片手に窓の外を見ると見事な蓼科の星空が。何度も足を運びたくなる宿を見つけてしまったかもしれません。

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    森の隠れ宿 たてしな薫風

    住所:長野県茅野市北山4035-552

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    【3】山菜をつかった懐石を楽しむ、山の恵みを堪能「たてしな藍」

    茅野駅から車で30分ほど。蓼科高原は北に蓼科山、東に八ヶ岳を望む高原で、白樺湖やビーナスラインなど長野有数の高原観光地として知られています。「たてしな藍」は街道沿いにあるものの、敷地の周りは緑に囲まれ一見しただけではそこにホテルがあるとは気が付きません。

    まるで隠れ家ですね。道路からはほとんどわかりません。

    当主の丹羽一之さんが名古屋から移住してこの宿をオープンしたのが1982年のこと。当時はペンションブームでしたが、この一帯には宿泊施設はほとんどなかったといいます。今では隠れ家的な宿として人気を獲得、芸能人なども多く訪れています。

    ロビー横には藍染のグッズが販売されていますね

    こちらでは藍染の体験もできます。最初は7室から始まったという小さな宿だったのですが、山の幸を使った食事に、藍染体験など、年配の方から強い支持を得たそうです。藍染って人類が昔から使ってきた染物の技術だけあって、シンプルだけど奥が深くてハマりそうな感じがします。ちょっとやってみたいな。

    さてお部屋へ

    今回選んだのは、「春の定番!山菜の盛り込み含む「山味懐石料理」が最大5千円引!プラン」(1名4万8000円〜)で「弥生」というお部屋を選びました。10畳の和室に露天風呂を備えているので、2人でちょうどいい広さだと感じました。

    景色が楽しめる露天風呂がついています

    蓼科といえば美しい自然。とくにこの宿は豊かな自然に囲まれているので、風呂の目線からは木々に囲まれた大自然の中にいることを痛感します。森林浴しているみたいだ。

    露天風呂って最高に贅沢だと思うんです

    お湯はアルカリ性の単純泉。皮脂や角質を取り除き美肌に期待ができると言われています。単純温泉なので、刺激が少なく、年配の方から小さなお子さんでも楽しめる万能のお湯ともいえるでしょう。露天風呂の良いところは、頭がひんやりして長湯をしてものぼせないことですね。

    貸切風呂も違った魅力があります

    お部屋から少し歩いた場所には、これまた雰囲気がガラリと変わった貸切風呂もあります。露天風呂がついていない部屋もあるので、こちらを重宝するかたも多いのですが、バンと開けた景観に抜群の解放感など、部屋のお風呂とはまた違った魅力があって良いなと思いました。

    やはり山菜料理は人気です

    この宿は創業当時から山の幸を使った「山味懐石」を売りにしています。春だと山菜が有名ですので、それを楽しみにするお客さんも多いんです。山の幸をふんだんにつかった懐石は「ご馳走」感がありますね。この宿にはレストランもついていますが、わざわざランチだけを食べにくる方も多いといいますし、おいしい山菜を使った懐石は蓼科でもピカイチだと断言できます。お湯と山菜を楽しめる大人の隠れ家、知っておいて損はないでしょう。

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    たてしな藍

    住所: 長野県茅野市北山5522-450

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    【4】露天風呂から諏訪湖の夕景を堪能できる「寛ぎの諏訪の湯宿 萃 sui-諏訪湖」

    2016年にオープンした「萃sui-諏訪湖」。諏訪湖を目の前に望む素晴らしいロケーションにある、全8室という贅沢な宿です。長野でも有数の観光地として知られる諏訪湖ですから、春は桜、夏は花火が宿から楽しめます。

    冬になると諏訪湖は凍ります

    冬には凍った諏訪湖に亀裂が走る「神渡」と呼ばれる現象が見られます。最近では温暖化が進み湖が全面凍結しない年もありますが、かつては凍った湖面を見て、天候や農作物の出来、世の中の吉凶までも占ったそうです。

    玄関を入るとスタッフのお出迎えが

    玄関を入るとスタッフが扉を開けてくれます。この宿は室数も少なく、ホスピタリティをとにかく重視しているとか。系列施設もあるのですが、この宿で働いているのはベテランの従業員のみ。古き日本旅館のイメージそのままの、最高のおもてなしを約束してくれます。

    お部屋はもちろん最高です

    今回選んだのは、「【直前プラン】お日にち限定。萃sui-諏訪湖 直前プラン」で、501の杜若を利用しました(1名8万2800円~)。こちらの宿はどのお部屋も諏訪湖側に露天風呂がついていますが、最上階の5階の部屋からは諏訪湖の景色をより楽しめます。ちなみにこの一帯で湧出する源泉は63度で、部屋でも源泉かけながしを楽しめます。

    すべての部屋に半露天風呂がついているんです

    全ての部屋に露天風呂が設置されています。大きな窓は開閉自由で、湯船につかれば諏訪湖の景色を堪能できます。春は窓を開けて気持ちの良い外気を感じるのもいいですね。半露天風呂の他に内風呂もあります。

    ベッドが広くていいんです

    ワイドタイプは75平米とかなりの広さですが、宿泊定員は基本的に大人3人まで(子供は応相談)。夫婦やカップルなど、二人で利用される方が多いようです。フローリングの寝室はベッドも広めで、良質な睡眠をとることができます。

    最上階には混浴の露天風呂も

    部屋のお風呂も大満足ですが、諏訪湖を一望する展望露天風呂もお試しあれ。ちなみにこちらはスマホ持ち込みで撮影自由。もちろん湯あみ着用がマストなので女性でも安心して利用できます。椅子も用意されていて、ドリンクの提供もあり、長い時間寛ぐ方も多いとか。諏訪湖を眺めお湯をのんびりと楽しむ、時に他のお客さんとの交流が生まれることも。

    これだけ贅沢な宿なら食事に期待高まります

    料理もすべて個室でいただけます。こちらの料理はシンプルだけど時のものをたくさんつかっていておいしい!素材の良さを生かそうとしているのがよくわかります。過度にもてなすのではなく、シンプルなサービスを最高のクオリティで届けること。紋切り型ではないサービスとおもてなしのこころに感動すること間違いなしです。

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    「寛ぎの諏訪の湯宿 萃 sui-諏訪湖」

    住所: 長野県諏訪市湖岸通り2-5-27

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