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ワキ汗、手汗、顔汗、どうしてる?汗の悩みについて専門家と話し合ってみた

汗に悩むあなたへ、皮膚科医、公認心理師・臨床心理士、NPO法人多汗症サポートグループからのメッセージです。

今年も夏がやってきました。汗が多くて困っているみなさんの悩みも、そろそろピークに達する頃ではないでしょうか。

今回、皮膚科医の藤本智子先生、公認心理師・臨床心理士の小川さやか先生、NPO法人多汗症サポートグループ理事の熊野みゆうさんの3者で行われた、汗の悩み・多汗症についての座談会をお届けします。

立場の違いはあれど、実は、3人とも汗の悩みの経験あり

藤本:私はクリニックで日頃から多くの多汗症の患者さんを診る立場なんですが、実は、私自身もワキ汗が多くて、多汗症だろうなと思っています。高校生の時、オーケストラで打楽器をやっていたのですが、演奏会では白いブラウスを着るので、前の日からあれこれワキ汗対策の準備をしていた思い出がありますね。医師になってからも、学会発表に慣れていなかった頃は、緊張してスーツまでワキ汗が染みてしまった、なんてこともありました。歳を重ねた今は、ワキに汗ジミができても「まぁいいか」と思えるようになりましたけどね。

SNSで広がる多汗症患者さんの輪

藤本:熊野さんは、多汗症患者さんのNPOで活動されていますよね。どういったきっかけだったのですか?

熊野:大学生になって心の余裕ができて、中高生の時のつらい経験を話せる仲間を見つけようと思って、学校で経験した汗のエピソードをTwitterに投稿していったんです。そうしたら、いろいろな人とつながりができまして、その中の1人が今の代表理事の黒澤さんだったんですね。そこでNPO法人立ち上げのお話があったので、自分と同じように悩んでいる中高生の役に立てればなという思いで、NPOに入りました。

小川:それはコンパクトで便利そうですね。入学試験では「合理的配慮」の申請を行うと、手の多汗症の場合、タオルや下敷き、熊野さんたちが開発中のグッズなどを試験会場に持ち込んで使用できると思います。汗対策グッズを試験中に使用できれば、汗に対する不安も緩和されるでしょうから、この「合理的配慮」の申請については、中高生の多汗症患者さんたちにも知っていただきたいですね。