インスタで人気、94歳のオシャレおばあちゃん。若さと元気の源は…

    「今がいちばん、幸せです」

    カラフルな服を着てほほえむ、おばあちゃん。94歳の渡久地恵美子さんは“ファッションモデル”です。

    カラフルな服やネイル、豊かな表情。Instagramで日々更新する写真は「素敵なおばあちゃん!」と海外からも注目の的。

    恵美子さんが身にまとうのは、孫娘の「さをり織り」アーティスト・森千波さんの作品です。衣装も撮影も、千波さん。

    なぜおばあちゃんをモデルに? BuzzFeed Newsは、千波さんに話を聞きました。

    千波さんが「さをり織り」を始めたのは今から5年ほど前。毛糸や布、さまざまな素材を組み合わせ、自由に作れるこの織物に、寝食を忘れて熱中したといいます。

    これまでも仲良く撮影を楽しんできた2人。「気持ちだけでも若返ってもらおう」と一緒に楽しむ延長に、“ファッションモデル”がありました。

    オシャレに年齢は関係ない! メイクやネイルもピカピカに、衣装は千波さんの服でポップにスタイリング。

    自身の作品やおばあちゃんの写真をInstagram(@1000wave)に載せると、国内外で話題に。ファンはどんどん増えていきます。

    「私が楽しいとおばあちゃんも楽しいはず! という勝手な思いでとにかく楽しんで撮影しています。最近はおばあちゃんもノリノリでポーズしてくれます」

    「私やファンの方の期待に応えたいと以前に比べて生き生きしているように思います。そんな姿を見てこちらもとても元気をもらっています」

    結婚式をあげていなかったおばあちゃんのため、花嫁姿をプロデュース。「すごく嬉しそうな照れた顔に私もたまらなく嬉しかったです。おじいちゃんも遠くから見てたかな」

    「おばあちゃんいつまでもお元気で、元気が出る、ありがとう――見てくださる皆さんのそんなひとつひとつの言葉が、おばあちゃんのパワーに変わってるように思います。すごくうれしそうで目がキラキラしています」

    恵美子さん自身は、“モデル”への挑戦、そして大きな反響をこう受け止めています

    「年寄りが服のモデルなんておかしいって断った。若くてきれいな人がするものだって。でもね、その気になったら慣れてきて楽しくなった。世界中の人たちが『かわいいよ』って言ってくれると、お世辞でも嬉しいねえ」