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次のトレンドは「微アルコール」? とあるビール会社が提案する新しい「飲み」の形

飲める人も、飲めない人も、ハッピーに。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大人数での飲酒を避けるなど感染対策にご配慮をお願いします。

突然ですが、「ソバーキュリアス」という言葉をご存知でしょうか?

「お酒を飲めるのに“あえて”飲まない人たち」のことです。

特に欧米の若い人たちの間で増えているソバーキュリアス。背景には、お酒がなくてもコミュニケーションは楽しめる、という考え方があります。ノンアルコールビールなどを活用して雰囲気は楽しみながら、酔っ払いすぎないスマートな飲み方がトレンドになりつつあるのです。

このように、世界的に見るとアルコールの楽しみ方は少しずつ変化しています。

2010年には、WHO(世界保健機関)で「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」が採択され、 2015年には、国連のSDGs (持続可能な開発目標)でもアルコール関連問題に関する目標が明記されました。

こうした流れを受け、「スマートドリンキング宣言」を発表したのがアサヒビールです。

「“飲み方”の選択肢を増やし、多様性を受け入れられる社会にするために、商品やサービスの開発・環境づくりをしていく」という宣言です。

主な活動は2つ。1つは、アルコール度数に加えて、アルコールのグラム数の表記を推進していくこと。もう1つは、ビール類・RTD(※)・ノンアルコールの販売容量合計に占めるアルコール度数3.5%以下の商品の割合を2025年までに20%にすること。

※Ready to drink(すぐに飲めるもの)の略。缶チューハイなど、購入後そのまま飲める低アルコール飲料のこと。

この宣言の裏にはどのような思いが込められているのでしょうか? アサヒビールマーケティング本部・新価値創造推進部の梶浦瑞穂(かじうらみずほ)さんによると、これまで「お酒が大好きな人」に向けた活動に偏っていたことへの反省があるといいます。

飲める人も飲めない人も、お互いにハッピーな社会へ

「今まで、飲める人・飲む場所に対してしか提案をしてきませんでした。そういう画一的な提案から、より多くのシーンを対象にした提案に変えていきたいと思ったんです。飲む人も飲まない人も、飲みたくないときも、お互いに尊重しあってハッピーになれる社会をつくっていきたいというのがこの宣言のゴールです」(梶浦さん)

アサヒビールの独自調査(※)によると、飲み会など自宅以外で、お酒の飲み方に不満や窮屈さを感じている人たちは調査対象者の半数近くもいました。

その理由としては「飲みたくない人と飲まないといけなかった」「飲みたくない気分なのに飲まなければいけなかった」「まわりの人と同じ種類のお酒を飲まないといけなかった」といった回答が多い傾向にあります。

そこで、飲める人だけではなく、あまり飲めない人や、飲みたくない気分の人もハッピーになれる取り組みをしていこうというのが同宣言の主旨なのです。

「微アルコール」のイノベーション

その取り組みの先駆けとして開発されたのが「アサヒ ビアリー」(※)。アルコール分0.5%の「微アルコール」飲料です。

これまで普通にビールを飲んでいたシチュエーションはもちろん、読書の時間や仕事の前日など「ちょっといい気分になりたいけど酔っ払いたくはない」というときにも楽しめそうな、新しい飲みのスタイルを提示してくれる商品です。

でも、おいしくないんじゃないの?

そんな疑問に、梶浦さんは「感動レベルのおいしさなので、是非一度お試しいただきたい」と話します。

ビアリーは、発酵の工程を通して普通のビールをつくり、そこからアルコールを抜いているのが最大の特徴です。ノンアルコールビールでは再現できなかったビール本来の麦やホップの香り、発酵由来の味わいなどを残すことができたのだそうです。

梶浦さん自身も、はじめてビアリーを飲んだときはびっくりしたといいます。

「ものすごくおいしくて、ほぼビールのような味わいでした。『これはくるな』と感じました。アルコール度数が低くても、ビールと同じような満足感を味わえる。なんて幸せなことなんだろうって思えたんです」(梶浦さん)

宣言の「これから」

同社は、今後も「微アルコール」飲料を充実させていく予定だといいます。多様な「飲み方」の選択肢を増やすことによって、飲む人も飲まない人も楽しんでほしいだけではなく、自己管理にも役立ててほしいと梶浦さんは話します。

「お酒と上手に付き合っていくために、私たちもアルコールに関して適切な情報提供をしていきますが、自己管理との両輪で進めることが大事です。ビアリーのような商品を使いながら上手にアルコールとの付き合い方をコントロールしていただきたいというのが、私たちの切なる願いです」

「現在、当社ではアルコール分1%未満の微アルコール商品が『ビアリー』しかないので、今後は味の面でもっと多様な商品を開発していきたいですね。例えば、アルコール分0.5%のハイボールやチューハイなど、そんな商品がある世界をすぐにつくっていくためにも、いろいろな提案はしていきたいと思っています」