犬の写真をインスタに投稿して生計をたてる男に1日密着してみた

    この世に簡単な仕事はない。

    彼の名前は、イライアス・ワイス・フリードマン。29歳。

    趣味はギター、好きな食べ物はタコス。デートアプリも使いこなす。特に変わったところもない、イマドキのフツーの男。ただ、彼の仕事はちょっと特別。

    彼は、フォロワー200万人を超える人気InstagramアカウントThe Dogistの中の人なのだ。The Dogistは、その名のとおり犬の写真がたくさん投稿される、犬好きならばマスト・フォローなアカウント。

    イライアスは、犬の写真集も出版しており、『The Dogist: Photographic Encounters with 1,000 Dogs』はベストセラー。9月には、2冊目となる『The Dogist Puppies』が出版予定。

    超人気アカウントの中の人の暮らしとは、どんなものだろう。イライアスの1日を追った。

    The Dogistを始める前、イライアスはフツーの会社員だったが、リストラにあってしまう。どうしたものかと悩みつつヨーロッパを旅行中に撮った犬の写真が、彼にとって大きな転機となった。Instagramに投稿したら、大きな反響があったのだ。2013年、The Dogistをスタート。

    世界一最高な仕事! イライアスは自分のスケジュールで仕事をし、1日の多くの時間を犬と戯れて遊び、ときに旅をして過ごす。

    街で犬を見つけると、飼い主に写真を撮ってもいいですかと声をかける。「The Dogistの者です」とは決して言わない。彼のズボンのポケットには、音がなるおもちゃ、テニスボール、犬用おやつがはいっている。膝にはパッドをつけており、犬の目線に合わせて膝をつく。犬の鳴き声を真似することもある。こうして犬たちの興味をひきつけて撮影された写真は、Instagramでお披露目される。

    ポルコ(ボストンテリア)

    ミロ(ジャック・ラッセル・テリア)

    犬たちは、イライアスをまっすぐ見つめている。

    どうやら、イライアスにはストリート・ドッグ・フォトグラファーとして天性の才能があるようだ。飼い主たちとすぐにうちとけ、犬の個性や面白い話を聞き出している。

    いい仕事だなーと思いつつ、1日中彼についてまわったBuzzFeedスタッフいわく、「暑い中、かなりの距離を歩き回るのは、楽ではなかった」とのこと。

    The Dogist開設以来、イライアスは1日も休まず撮影を続けている。雨の日も、雪の日も、クリスマスだって!

    雨や雪など撮影が困難な時ほど、記憶に残る写真がとれるという。

    ただ、犬を探して写真を撮るわけではない。

    特に、好きなアイテムは蝶ネクタイ。

    イライアスが撮った犬たちの写真がもっと見たい人はThe Dogist をフォローしてみよう!

    この記事は英語から翻訳しました。担当:SOKO