ホームレスの寝泊まり環境を再現 した「世界で最も寝心地の悪いベッド」

    今夜もたくさんの人が。

    「毎日1万人以上の人が、路上で眠りについています」

    ゴミ袋にネズミ、マンホール、硬いコンクリート……と、ホームレスが路上で眠る条件を再現したベッドが公開されています。

    これは、認定NPO法人もやいが制作した「ホームレスベッドコレクション」の1作品。ホームレス問題の認知拡大が目的です。

    駅の椅子をモチーフにした「ベッド」も。

    このベッドは実際に家具店「MEGAMAX」で5月21日〜29日のあいだ展示され、伊勢志摩サミットへの出展も決定しました。

    寝てみるとこう。

    起き上がり、思わず服に汚れがついていないか確認。

    ベッドの上にはねずみが…。細部までリアルに再現。

    社会的な孤立状態の解消を目指すもやいは、これまでもアパート入居希望者の連帯保証人になるなど、ホームレスへの支援を続けています。

    「これまで、まるでそこに誰もいないかのように横を通り過ぎていたホームレスの人たち。しかし彼らもひとりの人間であり、彼らにも生きる権利があります。この作品を通じて、より多くの方々にホームレスの現状を知ってもらいたいと思います」(もやい)