【リオ五輪】開会式での黙祷は断念 それでも演出家は広島へのメッセージを送った

演出はフェルナンド・メイレレス氏

1. 南米大陸で初開催となるリオデジャネイロ五輪の開会式が5日午後8時(日本時間6日午前8時)、マラカナン競技場で行われた。

Chris Mcgrath / Getty Images

2. ブラジルの歴史や国家の成り立ちを表現する演出の中で、ブラジル日系移民による群舞もあった。広島での平和記念式典に合わせた時間に、この演出が行われた。

Ivan Alvarado / Reuters

3. 演出を手がけたのは映画「シティ・オブ・ゴッド」で知られる映画監督のフェルナンド・メイレレス氏。

Chris Graythen / Getty Images

メイレレス氏は7月のNHKのインタビューの中で、開会式で広島に原爆が投下された8時15分に合わせ、1分間の黙祷する提案をしていたと明かしている。

「開始15分後、平和のメッセージを組み込み、人類最大の悲劇に触れたかった」

4. 5月27日、オバマ大統領の広島訪問にも心を揺さぶられた。

Johannes Eisele / AFP / Getty Images

五輪でも核廃絶のメッセージを伝えるべきと感じたメイレレス氏だったが、この黙祷の計画は実現しなかった。

開会式にはいかなる国の扱いも差があってはいけないとのルールがあり、政治的行動に当たるとの判断から、IOC側が反対。計画は見送られたという。

4日に行われたプレスセンターでの会見では、黙祷の計画を断念したと話したメイレレス氏。それでも「開会式を通して、平和や友好のメッセージを伝えたい」との思いの結晶が今回の演出だった。

5. リオ・デジャネイロと広島。1万9000キロの距離を超え、平和への思いは繋がった。

時事通信

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