「なんでも鑑定団」最大の発見! 世界で3点しかなかった「曜変天目茶碗」幻の4点目見つかる

    中島誠之助も大興奮!

    番組始まって以来、最大のお宝発見だ!

    これまで世界に3点しか存在しないと言われてきた幻の焼き物「曜変天目茶碗」の4点目がテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」で発見された。12月20日放送の同番組で発見の様子が放送される。

    これまで存在しないとされた4点目の「曜変天目茶碗」は、骨董好きの依頼人の曽祖父が、明治時代に戦国武将・三好長慶の子孫が暮らす屋敷の移築を請け負った際、大枚を叩いて買い求めた大量の骨董の一つだ。

    入手した骨董の大半は昭和20年の大空襲で焼失したものの、お宝は郊外の資材置き場にしまいっぱなしだったため無事だった。

    30歳で茶碗を譲り受けた依頼人。当初は興味がなく押入れにしまいっ放しだったが、最近気になり調べたところ、価値の高い天目茶碗との可能性がでてきた。本当に価値があるか知りたく、今回「なんでも鑑定団」に鑑定を依頼したという。

    「曜変天目茶碗」とは?

    テレビ放映のご案内 ETV特集「曜変 ~陶工・魔性の輝きに挑む~」 2016年6月11日(土)23:00~24:00 当館が所蔵する曜変天目茶碗が特別に取材されました。 https://t.co/SKup0bs3qX

    もともとは中国で焼かれた雑器だが、室町時代に日本にわたり、その美に魅了された茶人たちの間で人気となった天目茶碗。その中でいちばん珍重されているのは、窯の中で偶然うわぐすりが変化し、美しい文様を呈した曜変天目。文様は偶然の産物であり、再現するのは極めて困難とされている。

    現在する3点の曜変天目はいずれも国宝で、生産地の中国にも現存しない。現在、曜変天目茶碗の一つを所蔵する藤田美術館によれば「室町時代の文献にも最上のものとされています」という。

    時の権力者に愛された茶碗で、織田信長が所有した曜変天目は本能寺の変で焼失したとされている。

    「いい仕事してますね」の中島誠之助も大興奮

    番組で天目茶碗を調べた鑑定士の中島誠之助は「鑑定団始まって以来、最大の発見」と断言した。現在する3点の「曜変天目茶碗」はいずれも国宝であり、文字通り国宝級の発見となる。

    番組ではこれまで、坂本龍馬の手紙2通(4000 万円)、巨匠レオナール・フジタが描いた「日本のモナ・リザ」と称賛された絵(3000 万円)、日本最古の郵便物(3000 万円)、マリリン・モンローが身に着けたイエローダイヤモンド(1億 5 000万円)などお宝を発見してきたが、岡田英吉プロデューサーは「今回はさらにすごい!」と興奮。

    「鑑定士中島誠之助が番組 22 年の歴史の中でも『最大の発見』と大絶賛する様には思わず体が震えました。日本にはまだまだ本当にすごいお宝が眠っていて、それを紹介できることは当番組の最大の喜びでもあります。ぜひその喜びと興奮をお茶の間の皆様にも一緒に味わっていただきたい」とコメントしている。