リオ五輪卓球・男子シングルス3位決定戦、日本の水谷隼はベラルーシのウラジーミル・サムソノフを4-1で下し銅メダルを獲得した。
五輪での個人種目でのメダルは日本卓球界史上初。男子でのメダルも初とダブルでの快挙となった。
「絶対にメダルを持ち帰りたい」との強い決意で臨んだ運命の一戦。2ゲームを先取するも、6大会連続出場、40歳のベテラン相手に第3ゲームを落とし、流れをつかまれそうになった。
第4ゲームはジュースにもつれ込む接戦も「今日負けたら一生後悔すると思うし、死にたくなると思うので絶対に負けたくないという気持ちで頑張った」との強い気持ちで競り勝った。
第5ゲームを制し、メダルが決まった瞬間、水谷は床に倒れこんでガッツポーズした。
「今日はたくさんの方に支えられて自分の夢が叶った」という勝利に日本中がわいた。
SNS上は祝福の声であふれ、似ていると評判の芸人・波田陽区もTwitter で「今日は『残念!』ではなく『万歳です!』」勝利を喜んだ。
自身プロデュースのカレーも発売
水谷は2015年3月に自身がプロデュースする「水谷隼カレー」を発売している。
キャッチコピーは「お口に広がるスマッシュ級のおいしさ!!」。
国産やまと豚、大きめに切ったにんじんやじゃがいもを煮込んで仕上げたポークカレー。スポーツマン監修らしく科学調味料は一切使っていない。
カレーを発売する神奈川の食肉加工会社「フリーデン」では2013年から水谷をバックアップ。銅メダル獲得に「社内でも喜んでいます」とBuzzFeedに話す。
水谷自身が大のカレー好きで、何種類もの試作品の中から味を決めた。気になる味だがブログでは「濃厚で少し辛めな大人の味となっております」と味を表現している。
カレーは現在もインターネット通販や、一部の卓球店で販売しているが、卓球協会の通達により五輪期間中は発売を自粛している。
しかし五輪終了後には発売を再開。「メダル獲得でのパッケージ一新などはまだ考えていません」(フリーデン)というが、大きな注目を集めそうだ。
Correction
【訂正】水谷選手の名前を準から隼に訂正しました