保育園はここにある! すごい地図がぞくぞく誕生している

東京23区が登場。ボランティアがつくりました

保育園探し大変ですよね。土地勘のない引越し先や、職場の近くで探すとなると、まずは情報集めで一苦労。地図上で一目でわかればいいのに……

そんな悩みを解決する地図が2月22日に登場した。東京23区を対象にしたTokyo保育園マップだ。

ページを開くと、黄緑のアイコンで認可保育園、青のアイコンで認証保育園の位置が表示される。

上にある「認可」「認証」ボタンをクリックすると、どちらかだけの表示もできる。

それぞれの保育園のアイコンをクリックすれば、定員、電話番号、住所がわかる。

「小」や「中」をクリックすると、それぞれ小学校と中学校の位置が表示され、その校区が線引きされる。将来通わせたい小中学校があって、引越し先を選ぶ場合に便利な機能だ。

特定の場所から、半径500m、1km以内といった同心円を表示する機能もあるので、距離感もつかみやすい。

まだ作成途中なのでβ版となっている。完成版では、空きの有無、開園と閉園の時間、一時保育や夜間保育の有無といった絞り込みができる機能などもつく。来年度の保育園探しが始まる秋ぐらいになりそうだ。

こんな便利なマップをつくっているのは行政でも会社でもない。ボランティアたちだ。

その名はCode for Tokyo コード・フォー・トウキョウ)。「Code for」は、コンピューター上にかかれるプログラム「コード」に象徴されるITスキルを駆使して、街の課題を解決しようというボランティアの組織だ。

Code for Tokyoは8人の運営メンバーがいて、200人ほどが緩やかにつながる。

マップは昨夏から、Code for Tokyo副代表で会社員の榎本真美さん(33)ら20人ほどが作ってきた。自治体などが公開しているオープンデータを活用して、検索できるマップにした。

「不安に思っているだけでは何も解決しない。どこにどれだけ保育園が足りないのか。マップをもとに、住民が何ができるか話し合い、行動を起こすきっかけになったらうれしい」。榎本さんはBuzzFeed Newsに話す。

協力してくれる自治体やNPO、個人も募集している

Tokyo保育園マップのもとになっているのが、Code for Sapporoさっぽろ保育園マップ。会社員久保まゆみさん(39)ら有志が2014年12月につくった。

久保さんはその2年前に長男を出産。仕事に復帰するときに、保育園探しで苦労したのがきっかけだった。

「全国転勤だったり、海外で働いていたりする親もウェブ上の地図なら使いやすい。市役所に紙のマップをもらいに行かなくていい」と久保さん。いまは、ほっかいどう保育園マップを作成中だ。

「Code for」の活動の源流はアメリカ。2009年、ジェニファー・パルカさんが「Code for America」を立ち上げた。「for(〜のために)」の後に活動する地域名が続く形で世界に広がる。

日本には2013年、Code for Japanができた。北海道から沖縄まで広がる地域ごとの各団体の支援や橋渡し役を果たす。国内の地元で活動する公式団体は38に広がる

課題の解決を行政任せにしないで、立ち上がるボランティア。しかも21世紀、技はITが加わった。そのスキルと情熱が、まちを少しずつ変えていく。

サムネイル写真:いらすとや

UPDATE

記事の順番を一部入れ替え、表現を整えました。

バズフィード・ジャパン アダプテーション・スタッフ

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