M·A·C 黒人のリップめぐるヘイト議論に4万コメント 「美は人種を超える」

    アメリカの人種差別の根深さ。そして、それを克服しようとする力。

    日本人にとって、アメリカ社会は「自由で平等」な憧れの国かもしれない。でも、アフリカ系やアジア系、メキシコ系への人種差別は根強い

    コスメブランドM·A·CのリップをめぐるInstagram上の書き込みが、それを示した。

    2月18日 、コスメブランドM·A·C はアフリカ系モデルの写真をInstagramに投稿した。ニューヨーク・ファッションウィークに登場したモデルの唇をアップにした写真だった。

    すると、黒人をバカにするコメントが

    相次ぐ差別コメント。 「汚い黒人の口紅。バットマンみたい!」

    その後も大量の差別発言が投稿されたが、削除されている。

    これに対し、インスタのユーザーは黙っていなかった。ヘイトコメントを非難し、ポシティブなコメントが増えていった。モデルのAamito Stacie Lagumさんの💋がキレイというコメント

    人種差別的なコメントに、実名や顔入りのアカウントで堂々と反論する。4万件近いコメントがついた。

    炎上を知ったモデルのAamito Stacie Lagumさんは、自分のInstagramでこんなカッコいいコメントを載せた。

    M·A·CからBuzzFeedへの公式のステートメント。「M·A·Cはすべての年齢、人種、性別を支持し、尊敬します。わたしたちのコミュニティーでは人を罵倒するコメントを許しません」

    人種差別は根強い。しかし、その差別に対して、キッパリと反対し、自らの意見をいう。これもまた、アメリカだ。

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