森友学園に関する国会議事録がネット上から「消滅」? 衆議院は「隠しているわけじゃない」

    国会で土地取引の問題が取り上げられた2月17日から27日分が見当たらない。その理由とは。

    国会での追及が連日続いている、森友学園をめぐる問題。その国会議事録が「消えている」と話題になっている。衆議院予算委の議事録を見てみると、2月17日から27日分が存在していないからだ。

    2月17日といえば、国会で初めて森友学園の問題が取り上げられた日だ。安倍晋三首相が「私や妻が(国有地売買に)関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と発言した日でもある。

    ただ、これは隠蔽でも、消滅でもないという。BuzzFeed Newsの取材に、衆議院の広報担当者は「特に理由はありません。長時間の会議なので時間がかかっているだけです」と語る。

    では、参議院はどうなのか。国会図書館のデータベースで検索してみると、2月以降、すべての予算委の議事録が掲載されていないことがわかる。

    ちなみに、議事録を所管しているのは「記録部」と呼ばれる部署。速記を文字に起こし、確認作業をしてから公開するそうだ。

    公開はいつになるのだろう。衆議院の広報担当者はこう答えた。

    「目処はまだ、立っていません」

    BuzzFeed Newsでは「忖度」が連発された会見について、「『安倍首相は好き』でも『嘘はダメ』 籠池理事長が語った保守主義者の愛憎」にまとめています。