道徳の教科書の検定過程で、文部科学省が「国や郷土を愛する態度を学ぶ観点から不適切」と意見を出したことから、登場していた「パン屋さん」が「和菓子屋さん」に変わった問題。
文科省の意見では、小学校1年生向けの教科書で、友達の家が「パン屋さん」だった設定は「国を愛する」ことを学ぶには不適切なのだそうです……。
Twitter上は、みんなが知っているあのパン屋さんを心配する声であふれています。そう、ジャムおじさんです。
パン屋さんが許されないなら、と……ふとした疑問。
やっぱりそう思われちゃうよね。
「ジャムおじさんも怒っていいぞ」
「ジャムおじさんは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の輩を除かなければならぬと決意した」
別の道徳教科書では「しょうぼうだんのおじさん」が不適切とされて「おじいさん」に変わったことにもあいまって、こんなツイートも……
こんな最終回なんていやだ…
こんな意見もありました。
アンパンマンの世界では今頃きっと、こんな会話が……
波紋を広げた小学校の道徳の教科書への検定は、今回が初めてでした。
2018年度から使われるもので、あわせて道徳にも成績がつけられるようになります。
アンパンマンの作者・やなせたかしさんは、こんな言葉を残しています。
自分が描いた漫画を読んで子どもたちがよろこんでくれる。その様子を見て、自分がうれしくなる。
こうしてよろこばせごっこができることが本当に幸せだ。
あなたは何をして、よろこばせごっこをしていますか?