米軍の大型ヘリが墜落か 過去に沖縄県内であった事故を振り返る

    沖縄県内での米軍機関連の事故は、1972年の本土復帰から2016年末までに709件発生している。

    10月11日午後6時前、沖縄県東村高江に米軍の大型ヘリコプターCH53が墜落したようだ、と消防に通報があった。地元紙などが報じた。

    現場は民間の空き地だが、午後7時現在、けが人はいないという。NHKは防衛省関係者の話として「着陸後に出火した」と、米軍関係者の話として「不時着した」と報じている。

    沖縄県では米軍基地が集中しており、過去にも事故が起きている。

    2016年12月に垂直離着陸輸送機「MV22オスプレイ」が、県内で初めて「墜落」事故を起こしたばかり。名護市安部の浅瀬で大破し、米軍は「不時着水」、沖縄県は「墜落」としている。

    沖縄県内での米軍機関連の事故は、1972年の本土復帰から2016年末までに709件発生。

    1959年には、戦闘機が沖縄本島中部の石川市(現・うるま市)にある宮森小学校に墜落。11人の児童を含む17人が死亡、210人の重軽傷者が出た。

    また、2004年にはCH53Dヘリコプターが沖縄国際大学の本館建物に接触し、墜落して炎上する事故を起こしている。けが人はいなかった。

    今回の事故が、墜落事故なのか、けが人はいないのか。詳細はわかっていない。

    2000年以降、沖縄で発生した主な米軍の墜落事故は以下の通り。


    • 04年8月13日 沖縄国際大学にCH53Dヘリコプターが墜落
    • 08年10月24日 名護市の畑地にセスナ機が墜落
    • 13年5月28日 沖縄本島沖にF15戦闘機が墜落
    • 同8月5日 キャンプ・ハンセン内でHH60ヘリコプターが墜落
    • 15年8月12日 うるま市沖でMH60ヘリコプターが墜落
    • 16年9月22日 沖縄本島東沖でAV8ハリアー戦闘攻撃機が墜落
    • 16年12月13日 名護市安部の浅瀬でMV22オスプレイが大破(米軍は「不時着水」、沖縄県は「墜落」としている)

    BuzzFeed Newsは、「同型機は13年前、大学構内に墜落していた」という記事も配信しています。

    BuzzFeed JapanNews