萌えドメイン「.moe」、日本よりも契約者の多い国が2つあった

    意外?

    10月10日、「萌の日」

    「萌」の字を分解すると「十月十日」に見えることから、アニメ・マンガ好きを中心に話題になる記念日だ。それも、日本記念日協会の公認である。

    日本記念日協会は、萌の日をこう説明している。

    2014年に誕生したドメイン「.moe」の普及促進と、二次元(アニメ・漫画のキャラクターなど)や、人以外の三次元(動物・フィギュア・電車・城など)に「萌の告白」ができる日とするのが目的。

    ここに登場するドメイン「.moe」の由来は、もちろん「萌」。日本での契約が多いかと思いきや、これが意外と海外でウケているようだ。

    萌の日を申請したインターネット接続業者(ISP)のインターリンクの調査によれば、国別の「.moe」契約者比率は、10月7日時点で次の通り。

    1位:アメリカ(26.6%)

    2位:イギリス(13.5%)

    3位:日本(12.1%)

    米英の比率なぜ高い?

    アメリカとイギリスの比率が高いのはなぜか。

    インターリンクはBuzzFeed Newsの取材に対して、「アメリカやイギリスでは、日本に比べて、ドメインがアイデンティティを主張するツールとして使われる傾向が強い」と説明する。

    具体的には、独自ドメインが使えるTumblrで.moeを使ったり、「http://〇△□・・・.moe」のリダイレクト先をTwitterのURLに設定しているケースが多いという。


    「日本で生まれた萌の日を、.moeを通じて世界中に広めたい」とインターリンク。

    これまでも、パリで開催される「Japan Expo」などの海外イベントに出展し、.moeのプロモーションとともに、日本のオタク文化を世界に発信してきた。

    海外での.moe人気を受けて、今回、「萌の日」を英語で説明する画像も新たに制作した。

    「今後、アメリカとイギリスでも『萌の日=十月十日』は浸透すると確信しております」