一連の熊本地震の被災地にエールを送るため、航空自衛隊のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」が4月23日、熊本市の上空を展示飛行した。
展示飛行は、熊本城二の丸広場で開かれた復興支援イベント「飛翔祭」に伴うもの。
ブルーインパルス6機が快晴の空を航跡を描きながら飛行した。
ブルーインパルスが所属する宮城県松島基地は東日本大震災で被害を受けたが、同隊は九州新幹線全線開通を記念した展示飛行のため九州に移動していて被災を免れた。
大分県から会場を訪れ、ブルーインパルスを撮影したoNoさん(@amulet_of_taka)は、BuzzFeed Newsにこう話す。
「熊本城の石垣の崩壊など被災状況を見て1年が経ち、何気なく日々の生活を過ごしていたけれども、被災地の復興はまだまだ進んでいないのを痛感しました」
「そんな中で、同じ境遇を味わった松島基地のブルーインパルスの展示飛行は、震災を乗り越え復興に向かって頑張っていこうというエールのようなものを感じました」
大西一史・熊本市長は自身のTwitterで、「雲ひとつ無い青空に輝くブルーインパルスを見上げ、多くの皆さんと熊本復興に気持ちを一つにしました」とイベント協力者に感謝を述べている。