「生まれ変わったら、もう一度スケーターになりたい?」浅田真央の答えは……

    「やりきった」満面の笑みで・・・。

    フィギュアスケートの浅田真央選手は4月12日、都内で引退会見を開き、自身の得意技である「トリプルアクセル」やフィギュアスケートへの思いを語った。

    「自身にとって、トリプルアクセルとはどんなものか?」と問われ、浅田選手は複雑な心中を次のように表現した。

    「伊藤みどりさんのようなトリプルアクセルが跳びたいとおもって、その夢を持ってやってきたので、跳べたときはすごくうれしかった。自分の強さでもあったと思うんですけど、その反面、悩まされる事も多かったです」

    トリプルアクセルは難度が高く、女子では世界で一握りの選手しか成功していない大技。浅田選手は果敢に挑み、成功させてきた。

    もし、トリプルアクセルに対して一言、声をかけるとしたら、どんな風に言いたいかという質問に、浅田選手は「難しい質問ですね……」と苦笑しながら、こう述べた。

    「なんでもっと簡単に飛ばせてくれないの?って感じですね」

    満面の笑顔で会見場に現れた浅田選手。白のトップスを選んだ理由について、こう語った。

    「黒のスーツか白か、どちらにしようか悩んだんですけど、自分の気持ちとしてはホントに晴れやかな気持ちなので、この服を着ています」

    もし生まれ変わるとしたら、もう一度フィギュアスケーターになりたいですか?という質問に対しても、次のように答え、やりきった気持ちを表現していた。

    「いま、こうして26歳までスケートをやって、全てやりきって、もうなにも悔いはないので、もしもう一度人生があるなら、スケートの道は行かないと思います」