【写真】サーフィンを楽しむ、バングラデシュの少女たち

    あるサーファーが、家族を支えるためにビーチで働く少女たちにサーフィンを教えている

    写真家アリソン・ジョイスは、バングラデシュでサーフィンを学んでいる少女たちを、これまで2年半かけて追ってきた。普段、家族を支えるためにビーチで水や手作りのジュエリーを売って働いている少女たちは、地元のサーファー、ラッシュド・アラムからサーフィンを教わっている。アラムと彼の妻は、サーフィンをすることで少女たちが自信を持ち、子どもらしくなれると信じている。

    サーフクラブのあるコックスバザールは大きな漁港で、バングラデシュでとても人気のある観光スポットだ。ジョイスが4月、コックスバザールにあるサーフクラブを訪れたとき、男たち数人が、女の子がサーフィンをするなんて不適切だと嫌がらせをしていたと、ジョイスは話した。また、多くの親たちが娘がビーチで時間を過ごすことに反対をしている。若い男たちから、娘たちがビーチで不適切な行為をしていると非難されたと話す親たちもいる。

    しかしアラムは、少女たちが趣味を追求することを許されれば、より良い未来を望むことができると考え、親たちに納得させるために対話を続けた。現在は、個人的な寄付を受け、アラムは少女たちへのサーフィン指導を続けることができている。そして、プログラムを拡大し、さら多くの少女たちにサーフィンを教えている。少女たちはサーフィンをし、定期的にライフガードのトレーニングも受けている。

    昨年、ジョイスは、少女たちを支援するため、クラウドファンディングのプロジェクトを立ち上げる手助けをした。その結果、少女たちは最近になって学校に通い始めることができている。ほとんどの少女たちにとって、学校に通うのは人生で初めての体験だ。