同性婚の抗議運動に、一人で立ちはだかる少年の写真が話題呼ぶ

    少年は写真家に「おじがゲイだ」と話したという

    こちらは先週末メキシコであった、同性婚を含む、結婚の平等を可能にする憲法改正案に反対する人たちの抗議運動の様子を写した一枚。横断幕を掲げて行進する大勢の人々の前に、両手を広げて立っている少年がいる。

    撮影したのは、メキシコのジャーナリスト、マヌエル・ロドリゲス。写真は、SNSですぐに話題を呼んだ。

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    電子新聞「アル・モメント・セラヤ」のカメラマンでもあるロドリゲスは、この写真を自分のFacebookアカウントに投稿した。「同性愛嫌いの人がこれほどたくさん一緒にいるのを見て、吐き気を覚えました」と写真のキャプションには書かれている。

    1万千人が抗議する中、「腕を広げて群衆に向かって歩く小さな少年の姿を目にしました。彼の姿に私の注目は引き付けられました」と、ロドリゲスはBuzzFeed Méxicoに話した。

    「幼い少年は市場で引き続き声を上げていました。私はすぐに橋から降り、ただ単に遊んでいるだけなのか、それとも何か動機があるのか、彼に尋ねました」とロドリゲスは話した。

    「12歳のこの少年の言葉を聴き、彼の自己表現方法には本当に感動させられました」

    ロドリゲスが投稿した写真は、写真はFacebookグループの「セラヤ・シン・センスーラ (検閲なきセラヤ) 」でもシェアされ、様々な意見を生んだ。

    中には写真が偽物だと言う人もいる。

    何らかの事情で、この写真の複製を拒否した報道機関も複数あった。

    「少年からの声明は何もないので、写真が偽物だと考えている人もいるでしょう」とロドリゲスは話した。

    写真はヤラセだとする人に対して、ロドリゲスは「こんなことをするための金を (私が)どうすれば手に入れられると思うのか?」と問いかける。