【米大統領選】世論調査でトランプ氏がクリントン氏を逆転 Eメール問題が影響

    「トランプ大統領」誕生に現実味?

    米大統領選の共和党候補者トランプ氏の支持率が、民主党候補者のクリントン氏を追い抜いた。

    米大手紙ワシントンポストとABCテレビが11月1日に公表した民間世論調査によると、トランプ氏の支持率が46%でクリントン氏(45%)を1ポイント上回った。

    ABCニュースは、「クリントン氏の支持層で、投票する意欲が下がっている」と指摘。クリントン氏の私用メール問題でFBIによる再捜査が決まったことが影響したとみられる。

    ABCニュースによると、過去の大統領選では、1週間前の世論調査で劣勢に立たされた候補者が勝利したケースもある。

    2012年はオバマ大統領の支持率が48%で、共和党候補のロムニー氏の49%を下回った。2004年でも民主党候補のケリー氏が1ポイント差でブッシュ氏を上回っていたが、選挙では敗れた。

    調査は、10月27日〜10月30日に有権者1128人を対象に実施された。

    大統領選投票日は11月8日。

    トランプ氏がこのまま支持を伸ばし、大統領選に勝利するのだろうか。