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冷凍食品に負い目を感じる時代は終わった。料理系YouTuberが語る“自由な自炊のカタチ”

ひとり暮らしに役立つ情報を届ける特集「ひとり暮らしの神」。料理系YouTuberのとっくんさんにひとり暮らしの自炊について取材しました。

ついついやってみたくなる料理動画を投稿するYouTuberのとっくんさん。ビールに合うおつまみから和食、洋食など多くの料理動画を投稿し、YouTubeのチャンネル登録者数は63万人を超えます。

そんなとっくんさんに、これから多くの人が迎える「ひとり暮らし」における「自炊」の心構えについて聞きました。

「自炊」とは一から自分で作らなければいけないのか、だれかに強制されるものなのか、それとももっと自由なものなのかーー。

スマホを使いこなすように、冷凍食品も使いこなす

Yuya Yoshida / BuzzFeed

ーーこれからひとり暮らしを始める人が「自炊」にチャレンジしてみようとなった時、どういうものから作るのがいいですか。

ひとり暮らしで食材を揃えてゼロから作るとなったら逆にコストがかかっちゃったりするんで、既製品をうまく活用するのも発想として持っていてもいいんじゃないかなと思いますね。

ーー2月にされていた、冷凍食品を肯定するツイートが好意的に拡散されていましたね。

マジな話、作り手が冷凍食品を食卓にあげることに負い目を感じる時代はとうの昔に終わってる。
スマートフォンを使いこなすのと同じように、冷凍食品を使いこなせる時代よ。
とっくんさんの2月3日のツイートより,@Kuntotu

いやいやいや、ありがとうございます。もうほんとに便利だと思います。

ーーどんな冷凍食品がオススメですか。

冷凍餃子はまじでオススメです!1パック12個入ってて、だいたい200円前後で買えるんですよ。これ多分、外食の半額くらいの値段ですよね。

ーー僕もめちゃくちゃ食べてます。すごく美味しい。

美味しいですよね!これを水なし油なし、焼くだけで食べられるんですよ。しかもちゃんと美味しいから、めちゃめちゃコスパがいい。あとお米と汁物を用意すれば、それだけで1食できちゃうんですよね。

▲とっくんさんの動画より / 冷凍餃子は動画でもたびたび取り上げられており、最近では「お料理する元気がない」時にオススメの冷凍食品としても紹介されている。 / Via youtube.com

ーー焼けるのを待ってるだけですもんね。

餃子を自分で作るとなったら、皮で包んだりしなきゃいけない。でもこれが最初から冷凍されてる状態で売ってて、しかも美味しいわけです。使わない手はないですよね(笑)。

それで美味しかったら何が入ってるのか成分表を確認して、今度は自分で味を再現してみるのもアリです。「作ってみたいなぁ」と思ったら、自分でゼロからやってみればいい。

最初からわざわざ難易度をあげなくてもいいですし、できることからやっていけばいいと思います。料理ってそんなに難しく考えることではないと思うんで。

それでいざ再現しようとしたらぜんぜんできなくて、既製品のすごさを知るみたいなのも料理の楽しさだったりします(笑)。

あとひとり暮らしだったら、冷凍のお野菜もオススメですね。

▲とっくんさんは冷凍のえだまめもストック。他にもスーパーで売っているようなお弁当向けの小さいハンバーグも、味付けが濃いものが多く、意外とビールによく合うそうです。 / PIXTA

ひとり暮らし始めたての時って、野菜を腐らせてしまうのが一番困ったんですよね。冷蔵庫が小さいと野菜室も狭いし。

そういう時に冷凍のほうれん草とかミックスベジタブルとかを買っておくと、必要な分だけ解凍すればいいのでひとり暮らしでもちゃんと野菜がとれると思います。

ーーこれだけ便利なものが揃ってる時代、既製品を使いこなしながら料理するのも全然アリですね。

もう本当にそう思います。便利な道具だと思って使ってますね。

自分の欲望に忠実に料理を

「手っ取り早くウマい酒が飲みたい!! ビールめし」提供:KADOKAWA / Via kadokawa.co.jp

▲とっくさんは昨年7月に初のレシピ集「手っ取り早くウマい酒が飲みたい!! ビールめし」(KADOKAWA)を刊行している

ーーそもそも「自炊にチャレンジしてみたいけどスキルがない……めんどくさい……」とか、やってみたい気持ちはあるけどどこかハードルを感じている方もいると思います。どんな気持ちでやるといいですか。

なんかどこかのお店で食べた料理を家でも食べてみたい、作ってみたいって感じた原動力がめっちゃ大事だと思います。

ーー簡単に作れるとか手軽に作れるというより、自分の心にときめいたものからやっていくのがいいんですかね。

割とあんまりそこは重要じゃないのかなって。「簡単に作れる」と「やってみたい」って重なる部分はあれど別物って気がします。やってみたい属性が強い料理は簡単に作れるのか?って言われるとそうでもない思うんですよ。

たとえば私は普段からめっちゃエゴサするんですけど、よく真似していただいているレシピで一番多いのが「ガーリックシュリンプ」と「よだれ鶏」なんですよね。

提供:KADOKAWA / Via kadokawa.co.jp

ーー「ガーリックシュリンプ」はレシピ本の表紙になってるやつですね。

「ガーリックシュリンプ」はエビの皮むきに手間と時間がかかっちゃったりするんですけど、それでもこれだけ作っていただいているのは「簡単に作りたい」より、「食べてみたい、美味しそう」って気持ちの方が優ってるからだと思うんですよ。

だからいろんなことに言えますけど、自分の好きなことを好きにやるのが一番いいと思います。「食べたいなぁ」って思ったものから真似していく。そういう気持ちを大事に、自分の欲望に忠実に料理してほしいですね。

ひとり暮らしのキッチンは自由な世界

▲キャラクターになりきったクセの強い実況をしながら料理をするのがとっくんさんの特徴。まさに自由な世界である。「夕飯のおかず」「炊き込みご飯」「中華料理」などジャンル別に動画がまとまっているので好みの料理を探しやすい。 / Via youtube.com

ーー外食する機会も減っている中で、「作ってみたいなぁ」と思える料理を探すのにとっくんさんのYouTubeやレシピ本は最適ですよね。「食べたい」と思う料理しか出てこない。

自炊初心者の人は調味料や薬味系を少しずつ足して使ってみて、まずは自分の好きな味を知ることから始めるのもいいと思います。

たとえばネギが好きだったら「もつ煮込み」に大量のネギを盛る。そういう地味な「自分の好き」から個性が生まれますし、誰かに振る舞った時に、「なんでネギが多いの?」って聞かれたら自分のこだわりを話せるじゃないですか。

自分の好きを大事にして、料理の回数を重ねていく。そうしていくことで自分なりの味も出せるようになっていきます。

ーー最後に、これから「ひとり暮らし」を始める方に「自炊」についてメッセージをお願いします。

ほんと料理は自由な世界なんで。ひとり暮らしのキッチンって自分の作りたいものを自由に作れる空間だと思うんです。

ひとり暮らしのキッチンには怖い上司もお世話しなきゃいけない後輩もライバルの同僚もいない。そこにあるのは自分の世界だけです。

ぜひキッチンで自分の世界に浸っていただけばいいなと思います!

とっくんさん ©Kiii inc. / Via youtube.com

<とっくん>

九州在住のごくごくふつうの一般男性。趣味で投稿を続けていたアニメや映画のキャラクターの声真似をしながら料理する動画が話題となり、4カ月という驚異のスピードでYouTubeの登録者・50万人を突破!ざっくりとした手順紹介が真似しやすく、おつまみとビールで「優勝する」というキャッチフレーズもファンの間で話題となり、優勝プレイヤーが全国に続出中!

昨年7月にはKADOKAWAより初のレシピ本「手っ取り早くウマい酒が飲みたい!! ビールめし」を刊行。ひとり暮らしを極めたとっくんならではの、コスパがよく、思わずつくりたくなってしまうレシピを63品収録。自炊初心者やお酒好きにオススメ。

👉YouTubeチャンネルTwitter

とっくんさんのレシピ集から厳選してもらった「ひとり暮らし」にオススメの優勝レシピはこちらからお読みいただけます!

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