絵心ほしい…… 絵が下手なトラウマと向き合った結果
絵の練習を、してみようと思うんだ。
絵が下手です。下手すぎて、トラウマ気味です。

物心ついた時から、絵を描くのがとても苦手です。
中学生の頃、美術の成績が5段階中1になってから、あまりにショックで絵を描くことに苦手意識ができてしまいました。
そのセンスのなさは歳をとっても変わらず、この間、記事で久しぶりに絵を描いてみたところ、
同僚「……」
上司「……これは、チャレンジングだね……」
会社の人にドン引きされてしまいました。
正直いうと、絵を描くと、今でも中学生時代の嫌な気持ちが蘇り、ちょっと動揺してしまうのです。
とはいえ、もうすぐ26歳のいい大人。
そろそろ、俺だって絵が上手くなりたいよ。
ということで、今日は自分の下手くそな絵と向き合い、大好きなキリンの絵を練習してみました
まずは本屋さんで入門書を買います

本屋さんへ行くと、「色えんぴつでかわいい動物」というめちゃくちゃ良さそうな本が売っていました。
帯をみると、こんなことが書いてあります。
動物は大好きだけれど、動物の絵を描くのはあんまり得意じゃないなあと思っているあなた(パイインターナショナル「色えんぴつでかわいい動物」帯より一部抜粋
まさに俺のこと!!! すぐさま買ってきました。

▲一緒に買ってきた色えんぴつ(550円)とじゆうちょう(180円)
キリンに関する驚くべき事実を発見してしまう

▲こんな感じで、キリンも描き方のポイントと見本が書かれています
早速本を読むと、キリンに関する驚くべき事実が書かれていました。
なんと、キリンを構成する要素として、
・長めの角が2本ある
・ここにも短い角が2本、かくれている
・首
・たてがみ
・背中
・ひじ
・ひざ
(パイインターナショナル「色えんぴつでかわいい動物」P60より一部抜粋)
etc……
あれ、なんかキリンを構成する要素多くない??? キリンってこんなに複雑だったんだ。
確かに考えてみると当たり前の要素なのですが、最初にキリンを描いた時の頭の中といえば……
最初に頭の中にあったキリンのイメージ

「頭」「首」「胴体」「脚」の4つだけでした。
これ以外、本当に何も思い浮かばなかった。いかにキリンのことを考えていなかったのかがわかります……。
というわけで、改めてキリンを構成する要素を意識しながら描いてみます。
2時間、ひたすらキリンを描き続ける
一頭描きあげるのに、丁寧に描くと15分くらいかかります。次第に手に力が入らなくなってくる。。。
しかし、それでも諦めるわけにはいかない。黙々とキリンを描き続けます。
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(2時間後)
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途中休みながらも4頭ほど描きあげ、頭の中にキリンの描き方が完全にインプットされました。
頭から背中にかけての緩やかなカーブ、ややふっくらしたお腹、そして立体感のある筋肉質な脚!!!!!!!
もういける。余裕。絶対上手く描ける自信ある。完全に生まれ変わった。
そして、ついに何も見ずにキリンを描いてみました!!!!!
いざ、実践! 何も見ずに描いてみる

脚の立体感どこいった??????

おかしいな。
さっきまであったはずの、脚の立体感が失われている。ちょっと後ろ足が太すぎたんかな……。
わかったこと:上達すると、とてもうれしい

まず数時間ちょっと練習したくらいで、そう簡単に上手に描けない。絵がうまい人って、ものすごく努力してるんだなって思いました。
でも、ちょっとでも上達すると、めちゃくちゃうれしくなる。
このうれしさや感動を学生時代に体験していれば、トラウマになるようなことはなかったかもしれません。
今日はこのうれしさを感じられただけでも、とても大きな収穫でした。
いきなり動物は難しかったので、次は人間に挑戦してみたいと思います。