「夜のペヤング」は絶対早朝に食べてはいけない。絶対にだ!

    ペヤングの新商品「夜のペヤング」をしっているか?

    知らず知らずのうちに闇が濃くなってしまった心を、真っ白に塗り直していくかのような粉雪が優しく頬を撫でる。

    何年かぶりの雪を見たぼくは、ふと思った。「コンビニでよく見かける『夜のペヤング』を早朝に食べたらどうなるんだろう」

    「夜のペヤング」とは、マカが入った夜にがんばりたい方向けのペヤングのこと。

    勉強・仕事・家事など夜に頑張りたい方に向けたマカ入りのやきそばです。
    体が温かくなるようなピリ辛の味付けが特徴です
    公式サイトより)

    公式サイトには、通常のペヤングにはない、なんだかすごそうな効果が素っ気なく書いてある。

    いても立ってもいられなくなったぼくは、コンビニで『夜のペヤング』を購入。そして「OK、Google…明日朝5時に起こして!」と言い残し、眠りについた。

    午前5時04分:起床

    ベランダから空を見上げると、まだまだ静かに眠ったように暗い。全身の震えが止まらないほどの冷たい風が吹いている。

    5時08分:ファミマで買ってきた夜のペヤングを真っ白な机の上に用意する。

    お湯を入れ、

    あとは通常のペヤングと同じく3分待つ。

    待っている間、少し散歩をしてみた。雪が一面に降り積もった真っ白な景色が広がっている。

    あぁ、とても気持ちがいい。

    部屋に戻ったぼくは、あることに気づいた。

    なんだか既視感があるこの光景。過去に犯したことのある過ちのような、もう二度と体験したくない何か。

    そう、かやくを入れ忘れていたのである。

    ペヤング初心者がやりがちな初歩的なミス……。恥ずかしい気持ちを押し殺し、慌ててかやくを入れる。

    5時22分:湯切りが無事終了

    5時24分:マカ入りのソースで混ぜる

    マカとはWikipediaによると、

    スペイン軍の連れてきた馬が高地の環境に順応できず、交配して子供を作ることなく死んでしまう危機に瀕した際、原住民の勧めでマカの葉を馬に与えたところ、みごと馬の繁殖に成功し、結果的にインカ帝国の征服に成功した

    とにかくなんらかの力がみなぎる成分のようだ。

    5時26分:夜のペヤングが完成

    クイっとひとすすり

    連続でもうひとすすり。

    非常に美味……圧倒的美味! ピンポイントで突き刺してくるようなしびれる辛さがなんともたまらない。

    早朝はさすがに胃がキツい……。

    結論→夜のペヤングは早朝に食べるととてもおいしいが、胃がもたれる。