ニコ生主が、小池百合子都知事にいろいろ聞いてみた。

「小池さんはどんな女子高生だったんですか?」

若者が夢を持つ意味は?

フェイクニュースはダメ

「ニコニコ超会議2017」で、小池百合子東京都知事がニコ生主たちの疑問に答えました。
4月29日、小池百合子都知事が幕張メッセで開催されている「ニコニコ超会議2017」の超トークステージに登壇しました。
小池都知事は、「小池都知事に聞いてみた」と題されたステージに出演し、ドワンゴ取締役の夏野剛さん、“雑談系生主”として人気の加藤純一さんとトークを展開しました。
「小池さんはニコニコ(超会議)で初めて出た政治家ですよ」と夏野さんに紹介されると「そうですよ、ニコニコを一番最初に理解した政治家です」と、会場に集まった大勢の観客にニコニコ好きをアピール。
現役高校生やコスプレイヤー、ゲーム実況主など、ニコニコで活躍する生主や動画投稿者たちの素朴な疑問に真摯に答えていきました。
女子高生からの「どんな女子高生だったか」という質問に対し、小池都知事は、自身の学生時代について語りました。
「な、な、な、なんとセーラー服を着てまして。セーラーだったの学校が。真面目な女子高生」
「ソフトボールをやっていました。ポジションはですね、最初はレフト。それから途中からピッチャー、豪速球」
「豪速球だけれどコントロールが悪い。だから押し出しのフォアボールが得意玉っていうね。あんまり勝ったことなかったからね」
また、度々注目されることの多いファッションに関する質問には、
「シンプルイズベストですね。随分たくさん持っているねって言われるんですが、ただ着まわしているだけなのね。シンプルなので、組み合わせはいくらでもできちゃう」と意外にもシンプルにこだわっていることを明かしました。
学生時代の思い出やファッションなど、カジュアルな質問が続く中、ネットで授業を受けることができる高校「N高等学校」の男子学生からは、「政治家が高齢者への政策に重きを置いている状況で、若者が夢を持つ意味は?」という質問が投げかけられました。
それに対し都知事は、「超会議で政策を決めればいい」と、集まった若者に自ら動くこと、そして選挙の大切さを訴えました。
「まず、なんでお年寄りに対する政策が手厚くて若い方のはダメなのか、というのは簡単ですよその解決策は。若い人たちが選挙に必ず行けばいいんですよ。とてもわかりやすい話で。みんなちゃんと選挙行ってる? 18歳以上はOKなんだよ」
「あの、だから政策を変えさせようと思ったら、みんなが大きく動けばいいんですよね。超会議でね、超会議の政策を決めればいいじゃない」
「だから、何をしてもらいたとかですね、文句言ってる前に投票行ったらっていう(笑)。それで変わるんですよ、だから自分で動くってことですね。一票でなにも変わらないと最初から諦めるんじゃなくて。私の時なんてね、まるで知事選なんて予想外の結果っていうのは、一票一票の積み重ねで変わったんですから」
質問の中には、2020年のオリンピックの影響で東京ビッグサイトが使えない状況の中、同人誌即売会「コミックマーケット」は通常通り開催されるか? という質問もあったが、「確認しておきます」という回答に止まった。
すべての質問が終わったあと、都知事は、高校生からの「どうやって夢を持つのか?」という質問を拾い、さらにコメントを続けた。
「どうやって夢を持つんですか? という質問もありました。超会議ではね、こうやって楽しみながらみんな自分たちの意見をどんどん発信してる。これね、昔は発信する術がなかった。自分を表現する場っていうのがなかったじゃないですか? これ、1人でやっているとあの子変ってだけだけど、これがネットで流れるから、みんな存在感がね、わかっているわけでしょ? ネットの時代っていうのはみんなの時代ですよ。うまく連携というか、社会をネットでね、ちょっと違う方に行かないように。フェイクはダメよ、フェイクニュースもダメ。楽しみにしています」