幻の同人誌と呼ばれた「日本現代怪異事典」を知っていますか?1000種類以上の都市伝説を研究

    ホラー好きのバイブル。

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    説明のつかない異様な出来事や存在を集めた「日本現代怪異事典」が人気です。

    もともとは同人通販サービスで自費出版されていましたが、販売されるやいなやすぐに完売。その入手困難さから、一部では「幻の同人誌」と呼ばれていました。

    昨年1月に待望の商業出版。現時点で4万部を突破し、事典としては異例のロングセラーとなっています。

    オカルトをテーマにしたニッチな事典になぜ、そこまで惹かれるのか。

    読んでみるとその理由がわかりました。

    1. 1000種類以上の怪異を研究

    笠間書院 / / Via amzn.to

    事典には、トイレの花子さんや口裂け女などおなじみの怪談に加え、八尺様や寺生まれのTさんといったネットから生まれた新しい都市伝説も網羅。

    500ページ以上もあり、かなりの厚さですが、著者の朝里さんが丁寧に調べた狂気的な量の情報が詰めこまれています。幽霊やホラー好きにはマジでたまらない。

    2. 怪異の細かい歴史も解説

    Fotocelia / Getty Images

    たとえばインターネットが普及し、長文で物語のように説明できるようになったことで人々の記憶に焼き付いた2ちゃんねる発の「八尺様」。

    元々はトイレに入ると『「三番目の花子さん」と呼びかけられ、下から白い手が出てきた』という腕だけの存在だった「トイレの花子さん」が、メディアによって「正義の味方」へと変化。

    こういった怪異の細かい歴史も丁寧に紹介されています。

    3. 使用凶器別や類似別の索引が便利

    Yuya Yoshida / BuzzFeed

    事典には「五十音順」といった一般的な索引に加え、「使用凶器」「類似怪異」「出没場所」「都道府県」別に分けた索引も掲載されています。

    スプーンや毛糸で害を与えてくる化け物がいたり、高速で移動する老人が異常に多いなど、いろんな発見がある。宮崎県の怪談が異常に少ないのもおもしろいです。

    4. わかりやすく解説した副読本も優秀

    笠間書院 / / Via amzn.to

    「日本現代怪異事典」を事典形式ではなく、テーマ別に解説した参考書的な一冊。

    「なぜ恐怖は魅力なのか?」「怪異の歴史」など、著者の朝里樹さんが、いかに怪異オタクなのかが伝わってくるコラムも収録されています。

    「怖い」というより、どのような過程を経て、幽霊のような異様な存在が作られていくのかが分かり、気づけば怪異の魅力に取り憑かれてしまっていました。

    創作に関わることをしている人には、事典とセットでオススメします。

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