back to top

渋谷ハロウィンにいるパリピってどんな職業なの? ビンゴで調査してみた

この謎を解明するべく我々取材班は渋谷の奥地へ飛んだ

たしかに渋谷ハロウィンには、尋常じゃない数の仮装した人がいる

時事通信

「ナースの仮装をしている人の中にリアルナースはいるのかな?」とか、前から気にはなっていた。

ただ、カオスと化している渋谷ハロウィンの取材は大変なので、絶対口にはしなかった……。

ぼく「そうですね! 普段何してるか気になります!」

そして迎えた10月31日のハロウィン当日。

広告
Yuya Yoshida / BuzzFeed

内容は、「渋谷で仮装している人たちの本当の職業を調査しながら、そのマス目を埋めていく」というものだ。

先輩が飲み会で行けなくなったらしく、なぜか私にバトンが渡ってきた。

会議で出た、職業を調査するだけの企画じゃなくなってる……。ビンゴとか、もっと大変じゃん……。

普通に考えて、「フライトアテンダント」「銀行員」とか、絶対に見つかりそうにない。

しかも、「スタバ店員」「TSUTAYA店員」も具体的すぎて絶対に無理。

先日の「地味ハロウィン」で注目されていた「SNSで知り合った男と初めて会いに来た女」。

もはや職業でもない。いないよ。

先輩「どれかビンゴするまで帰ってこなくていいから!!!」

10月31日 19時30分:渋谷駅前に到着

Keiya Nakahara / BuzzFeed

ハチ公前付近へ出ると、まるで満員電車に乗っているかのような大混雑。

後ろから押される謎の力で少しずつ前へ進むと、約10分かけて、スクランブル交差点を渡り、TSUTAYA前へたどり着くことができた。

19時45分:職業ビンゴ開始

Keiya Nakahara / BuzzFeed

歩行者天国になっている道玄坂付近で調査を開始。

混雑していることに変わりないが、これでもセンター街や駅前と比べると人通りは多くない。

我々取材班は、まずはFREEのマス目候補として、ハロウィンの渋谷に最もいるであろう「学生」を探しに道玄坂の奥へとゆっくり足を進めた。

広告

調査開始から5秒。1組目の高校生が見つかる

Keiya Nakahara / BuzzFeed

光の速さで見つかった。

彼女たちはそれぞれ異なる学校だが、このハロウィンのために集まり、同窓会的なノリで渋谷へ遊びに来たようだった。

あまりに早く見つかったことに驚きを隠せない我々取材班だったが、まだまだ調査は始まったばかり。

引き続き、気を引き締めながら調査を続けた。

調査開始早々、我々取材班はガタイのいい消防士のような2人組を発見した

Keiya Nakahara / BuzzFeed

ちがった。

まさかの高校生だった。

そこはせめて大学生であって欲しかった。

我々取材班は、事前に先輩から「ガタイのいい人は高確率で消防士だから!」という情報を入手していたが、どうやらデマだったようだ。

我々取材班は、気にせず捜索を続けた。

美容師っぽさを出しているイケメンを発見した

Keiya Nakahara / BuzzFeed

ちがった。

また高校生だった。

ちなみに彼らは学校でも夜神月とLのようなキャラクターでいるそうだ。

まだ中二病が抜けていないのかもしれない。

気を取り直して、調査を続けていると、珍しい集団に遭遇した。

真っ黒の衣類を身につけた集団。「なにかいる……」我々取材班は直感でそう感じた。

Keiya Nakahara / BuzzFeed

ちがった。

まさかの飲食店でバイトしている高校生の集団だった。

これだけの人数であれば、1人くらいはどれかに当てはまるのではないかと思ったが、まったくの的外れだった。

注意深く観察しながら声をかけると、なんと全員で、

せーの! いん! しょく! て〜〜〜〜ん!」と大きな声で取材班に励ましの声援を送ってくれた。

ありがとう。

広告

20時00分:我々取材班はここであることに気がついた。渋谷には学生しかいないのではないか・・・?

Keiya Nakahara / BuzzFeed

辺りを見渡すと、我々取材班の目には、若者しか写らない。

しかし用意されたビンゴには、「看護師」「プログラマー」など、社会人のマス目が多く存在する。

このままでビンゴすることは確実に不可能。

我々取材班は慎重に考えた。

ゾンビや黒を基調とした仮装は、おそらく大体が高校生。

では、仮装よりもキャラクターのコスプレに近い人であれば、ある程度成人した大人なのではないか。

我々取材班は急遽エリアを変更し、コスプレ、もしくはできるだけ年齢の高そうな人たちを探すことにした。

20時25分:調査開始から40分が経過。我々取材班は、キャプテン・アメリカと出会った

Keiya Nakahara / BuzzFeed

道路の隅に座っていたキャプテン・アメリカさんに声をかけると、なんとまさかのフリーターだった。

調査開始から40分。

ここでようやくFREE以外のマス目が埋まった

「早く帰りたい……」

Yuya Yoshida / BuzzFeed

しかしここでうかうかしてはいられない。

調査を開始してから、すでに1時間が経とうとしている。すでに取材班の疲労は限界まできていた。

「早く帰りたい……」

「寒い……」

「なぜ誕生日の前日に……」

弱音を吐きながらも、我々取材班は懸命に調査を続けた。

道のど真ん中で大勢の若者に囲まれている海賊を発見する

Keiya Nakahara / BuzzFeed

その正体はジャック・スパロウ。

そのクオリティの高さに、次々と「ジャック〜〜〜 一緒に写真撮って!」と声をかける若者が後を絶たない。

パイレーツバーのオーナーをしているジャックはバーテンダーでもあるので、ここで2つ目のマスが埋まる

広告

服屋の店員としか考えられない2人組を発見

Keiya Nakahara / BuzzFeed

そうだった。

今回の調査で初めて予想が当たり、盛り上がる取材班。

調査を再開してから、意外と順調に4つ目のマスが埋まった。

このままいけば、もう少しで家に帰れるのではないか?

そんな淡い期待を抱きながら、我々取材班は調査を続けた。

広告

20時50分:正直、マス目にある職業でビンゴするのは極めて難しい。ここは引き返すという英断も検討するべきか?

Keiya Nakahara / BuzzFeed

調査開始からすでに1時間以上が経過していた。すでに我々取材班の体力は限界を超えていた。

一刻も早く家に帰りたい。

これはもう先輩に土下座して、「無理でした^^」と許しを請うべきか?

そう、諦めかけていたその時!!!

我々取材班は渋谷の奥地で、決して出会うことのないと思っていた、1組のとある悪の組織と出会った。

我々取材班は「ロケット団」を発見!

Keiya Nakahara / BuzzFeed

奪ったポケモンで悪事を働くロケット団。

彼女たちの正体は一体何者なのか? 果たして、我々が探し求める人たちなのか?

我々取材班はその謎を解き明かすべく、おそるおそるこう尋ねた。

取材班「職業はなんですか?」

ロケット団「あ、カフェの店員です」

取材班「カフェ!? え、ちなみにどこのカフェですか???」

ロケット団「スタバです」

Keiya Nakahara / BuzzFeed

スタバああああああああああああ!!!!!!!

神!!!!

天使!!!!

取材班、いや、私が個人的に神として崇めているスタバの店員さんとのまさかの出会い。

はじめてのスタバの店員さんとの会話にキョドってしまい、マジックの蓋を落とした。

が、震える手で5つ目のマス目を塗りつぶす。

一気に体力が回復した取材班は、その後も必死の調査を続けた。

我々取材班はアイドルを発見

Keiya Nakahara / BuzzFeed

スタバの店員さんに続き、絶対に見つかることがないと思っていたアイドルを発見した取材班。

彼女たちは「エレクトリックリボン」というアイドルグループ。なんともう10年も活動しているそうだ。

この奇跡の出会いに感動した取材班は、12月26日のワンマンライブへ足を運ぶことを決意した。

一番上とその下の段が埋まってきた

Yuya Yoshida / BuzzFeed

「看護師」「銀行員」「フライトアテンダント」「プランナー」が見つかれば、家に帰れる。

あと、多分「デザイナー」はいそうだ。

我々取材班は最後の力を振り絞り、その後も懸命に調査を続けた。

21時30分:調査開始から2時間弱が経過。我々取材班の前に、探している職業の人が現れることはなかった

Keiya Nakahara / BuzzFeed

歩き始めて約2時間が経とうとしていた。

調査は困難を極めた。マスが埋まるものの、リーチする気配はない。

ただただ歩き回り、ジリジリと時間だけが過ぎていった。

取材班の間に会話がなくなり、リアルに気まずい空気が流れる。

そこでスタッフの1人が、ある提案をしてきた。

スタッフ「サイバーエージェントの近くに行けば、プランナーとかいっぱいいるんじゃないですか???」

確かに渋谷には、サイバーエージェントのオフィスがある。

我々取材班はハロウィンの喧騒から少し離れた、サイバーエージェント社のあるエリアへと移動することにした。

だがしかし。移動したものの、仮装している人はほとんどいない……と、諦めかけていたその時!!!!!

Keiya Nakahara / BuzzFeed

我々取材班は、渋谷の薄暗い奥地で2人の女性と出会った。

取材班「すみません、今取材でいろんな人の職業を聞いてるんですけど・・・」

女性「取材とかはちょっと・・・」

取材班「え、ちょちょっとこの中に当てはまる職業はありませんか???(ビンゴを見せる)」

女性「え〜」

「あ! ドンピシャである!!!!」

「ヤバいwwww ピンポイントすぎるwww」

取材班「え、どれですか!?!?!?!?」

Keiya Nakahara / BuzzFeed

きたああああああああああああああああああ

しかもプランナーはプランナーでも、ウェディングプランナああああああああああああ!!!!!!!!!

めっちゃ立体的に書いてくれて、本当に神いいいいいいいいいいいい!!!!!!

これで2つリーチがかかった!!!!!

この感動、わかります?????

2時間半渋谷歩きっぱなしで、初めてリーチかかって、しかもそれがウェディングプランナーさんだった時の感動たるや。

もう本当にヤバかったです。

22時15分:残るは「フライトアテンダント」と「SNSで出会った男と初めて出会う女」

Yuya Yoshida / BuzzFeed

ここまできたら、ちゃんとビンゴして帰りたい!!!

てか、一刻も早く家に帰りたい!!!

現実的に考えると、「フライトアテンダント」は絶対渋谷のハロウィンに来ない。六本木ならいそうだけど。

なので、もうここは「SNSで知り合った男と初めて会いにきた女」に絞って調査を続けました。

調査開始から3時間。「SNSで知り合った男と初めて会いに来た女」が取材班の前に姿を現すことはなかった

Keiya Nakahara / BuzzFeed

もう無理だ、こんなの。

ハロウィン当日のハチャメチャな渋谷に、わざわざSNSで知り合った男と初めて会いに来た女性なんているわけない。

てか職業じゃないし。

もうリアルに取材班の体力限界。

そこで我々取材班は、ある1つの仮説を立てることにした。

ハロウィン当日ではなく、「過去に会った」or「未来に会う予定」のある女性も含まれるのではないか?

一筋の光が見えたような気がした。

それならば見つかるかもしれない。

我々取材班は、最後の力を振り絞り調査を続行した。

一応、これでビンゴしたということで記念にパシャリ!

Keiya Nakahara / BuzzFeed

私「これでビンゴだよね???」

スタッフ「うん、いいと思います。厳密に考えれば、過去も未来も含まれますよ」

スタッフも納得の上で、無事、ビンゴということに!!!!

ちなみに「千と千尋の神隠し」グループの人たちはノリのいい、優しい人たちだった。

本当にありがとうございます涙涙涙涙。

会社に帰った後、我々取材班は念のため、会社の同僚に「SNSで知り合った男と初めて会いに来た女」の写真を確認してもらった

Yuya Yoshida / BuzzFeed

結果は、これは「SNSで知り合った男と初めて会いに来た女」ではなく、「SNSで知り合った男と会ったことのある女」だった。

つまり、ビンゴではなかった。

取材班が立てた仮説を立証することは、叶わなかった。

ただし、「SNSで知り合った男と会ったことのある女」をここまで鮮明に写した写真は珍しく、とても貴重だという。

仮装している人たちの正体」「ハロウィンの渋谷には、どんな職業の人でもいる」「だからビンゴも絶対できるはずだ」という仮説を検証するべく、調査を開始して3時間あまり。

その道のりはとても険しかったが、取材班も驚きを隠せないほどの強烈な個性を放つ若者たちが、そこにはいた。

中には、「スタバの店員」「ウェディングプランナー」「アイドル」という、極めて貴重(だと思われる)な職業の方々にも出会った。

結果的にビンゴはできなかったが、私はこの取材に協力してくれたすべての人たちに感謝し、また来年、リベンジしたいと思う。

<ー完ー>

Sponsored