スペイン・アンダルシア州マラガ県のエステポナ市に設置された38mの滑り台が24時間経たないうちに閉鎖された。
CNNによると、この滑り台はエステポナ市内のReina Sofia通りとEslovaquia通りを結ぶもので、歩くと10分かかる道のりを数秒で移動できる手段としてエステポナ市当局によって5月9日に設置されたばかりだった。
この滑り台の傾斜は32〜34度となっていることもあり、設置初日に使用した住人たちに怪我が相次いだという。
ある人は「こんな滑り台狂ってる。住民にとって危険だし、あんなものを使う人は無神経だ」と語る。
エスポテナ市は設置から一夜明けた5月10日、さらなる事故を防ぐためにこの滑り台を閉鎖することを決定したと発表した。
声明文では設置にあたって専門家からの安全認証を受け、「背中はつけず、座った姿勢で乗ること」「同時に複数人で利用しないこと」など安全のためのガイドラインを明記していたとし、SNSに投稿されている動画はあくまで1例に過ぎないと説明されている。
「(設置初日の)木曜日に100人以上の人々がこの滑り台を正しく、安全に利用しています。しかしながら、こうした市民の声を受けて、エスポテナ市では安全をより確実に確保するために新たな検査を行うことを決めました」