「自民党の方ばかり見て…」立民・泉健太代表が語った反省。共産党との共闘は白紙? 国民民主との関係は?

    共産党との共闘関係については「白紙も何も、(閣外協力は)前回の総選挙に向けて交わしたもの」「現時点で何かが存在しているということはない」と語っている。

    野党第一党・立憲民主党の代表選挙は11月30日に投開票が行われ、泉健太氏が新たな代表に選出された。

    泉新代表は臨時党大会後に記者会見を開き、改めて抱負を語った。

    「自民党の方ばかり見て‥」

    時事通信

    泉氏は会見で、次のように述べた。

    「おそらく全国的には枝野代表に比べれば知名度がない代表ですので、これから知名度を高めていかなければいけない」

    「立民の立て直しで言えば、やはりこれまで様々な立民としての国会討論を行ってきた中で、常に自民党と戦っている。これは間違いはないんですが、原点には国民の皆様に何をお届けするかが大事です。ともすれば、自民党の方ばかり見て、対抗してしまって、国民への発信、説明が弱くなっていたのではないか」

    「やはり立民の政策、考え方を理解していただいて、味方を増やしていく、共感していただける方を増やしていくことが重要ではないかなと思います」

    今後、どのようにムーブメントを作っていくのかを問われると「小川淳也さんを全国に派遣したいと思います」と笑って答える一幕も。

    あわせて泉氏自身も全国各地へ赴き、「セールスマンとして自民党以外の政党として、政権を任せて良い政党がここにあるのだと訴え続けていきたい」と決意を語った。

    共産党との関係は?

    時事通信

    報道陣の質問が集中したのが、共産党との向き合い方についてだ。

    立憲民主と共産党は今年の衆院選に向けて、政権獲得を果たした際の「限定的な閣外協力」を含む協力関係を結んでいた。

    泉氏は「今回の選挙は想定をしていた結果を出すことができなかった選挙です。単に継続ということではなく、党として総括をせねばならない。その中で、今後のことは考えていきたい」とコメント。

    共産党・小池晃書記局長が立憲民主との共闘は「国民に対する公約」であり、衆議院の任期中は生きているとの認識を示していることに対しては、「白紙も何も、(閣外協力は)前回の総選挙に向けて交わしたもの」「現時点で何かが存在しているということはない」と否定した。

    立憲民主の支持団体である連合の芳野友子会長は28日、立憲民主と共産党の共闘に関して、「あり得ないということは言い続けていきたい」と話した。

    こうした点について、泉氏は「連合の思いはよく受け止めさせていただいて、今後我々としてもどことくっつくとかではなく、立憲民主党としての党再生にまずは取り掛からせていただきたい」と述べるにとどめた。

    国民民主とは「自然体で」

    国民民主党との関係をどう考えるのか。泉氏は以前は国民民主党に所属していた。

    「自然体で。離れることもなければ、近づくこともない。国民民主から見ても、代表が変わったからといって『くっつきましょう』とか、そういう話でもないでしょう」

    「ご挨拶にお伺いして、今後やれるところは一緒に、ということもあるかもしれませんが、合致するところでやっていく」

    また、日本維新の会との関係に関しては、次のように語った。

    「立憲民主党は、多くの国民が国民民主党と兄弟政党という風に思われている。維新さんはそれよりも遠めにおられる。特段何か、関係に触れるような話はない」

    宣言通り執行部の半数を女性に

    時事通信

    党役員人事に関しては「代表選挙に全力を尽くしていたので、すべてが見えているということではない」として明言を避けた。

    代表選でも掲げてきた通り、執行部の半数を女性にすることを目指すと改めて宣言。

    また、代表選を共に戦った逢坂誠二候補、小川淳也候補、西村智奈美候補については「執行部の役員にお入りいただくことを念頭に構想を練る」としている。