秋から冬にかけて旬を迎える、さつまいもを使った定番料理「焼き芋」を、炊飯器でカンタンに作ることができるお手軽レシピが注目を集めています。
水とさつまいもを入れた釜を炊飯器にセットして、炊飯メニューから「玄米モード」を選び、炊飯ボタンを押すだけ。しばらくすると、ほくほくでしっとりとした食感の焼き芋が出来上がるそうです。
しかしこの調理方法は、実はメーカーとしては「非推奨」。中の材料が噴き出す恐れもあるとのことで、警鐘を鳴らします。

SNSでは、「炊飯器焼き芋」を実際に作ってみたという投稿が多数確認できるほか、料理レシピ投稿サイト「クックパッド」でも同じようなやり方のレシピが100件以上も登録されていて、いまや定番の調理方法となっているようです。

また、創立100周年を迎えた調理家電の老舗メーカー・タイガー魔法瓶の炊飯器担当者は、玄米モードでは「中の水が蒸発するまでグツグツ煮込んで加熱していく」ようになっており、そのため材料や水分量が基準と異なる場合、想定より早く水が蒸発してしまって「釜が焦げる」恐れがあると回答。
さらに、圧力式炊飯器では、炊飯中の高圧力に耐えられずに「中の材料が吹き出す」危険性もあるとし、さつまいも調理コースが存在する炊飯器で、レシピに沿った食材の使用を推奨しています。