Posted on 2016年3月3日

    主婦がエアガンでサルを狙撃する日がもうすぐ来る。撃退実習に震撼する

    実は「傷つけることがない」優しい方法

    女性は知った。サルをエアガンで撃つことを。

    高山明照

    これは、神奈川県伊勢原市で3月1日に開催された「サルの撃退実習」でのひとコマだ。実習のため、連射する先は「的」。

    なかなかの気迫だ。

    高山明照

    かなり衝撃的な絵柄であるものの、エアガンは環境省と農水省が鳥獣被害対策として推奨する道具。動物を傷つけることなく、追い払える便利な道具なのだ。

    高山明照

    「サルによる農村被害は横ばいでした。2015年の被害額は市全体で906万円」と伊勢原市はBuzzFeedに語った。

    この実習現場に男性はいない。これまで何度かサル退治の実習は開かれてきたものの、今回初めて男子禁制を試みた。「女性による、女性のための、サル退治です」

    高山明照

    「伊勢原は兼業農家が多いため、日中家を守るのが多いのは女性です。サルの活動時間も陽が出ている間。そのため女性も戦えるようになったほうが良いのかなと」

    今までのサル撃退実習では、女性の参加者はほぼ見られなかった。

    一方、講師として教壇に立つのは女性が多く、その度に「女の人でもサルに立ち向かえるのに」と思ったと伊勢原市役所の担当者は語る。そんな気持ちが初めての試みへの背中を押した。

    そもそも、サルはなぜ人里に来るのだろうか?

    高山明照

    「人がサルに対して無防備になってしまっていたのが原因ではないかと思います」

    環境破壊等の理由もあるとしながらも、「サルが畑を荒らしても人間が戦う術を持ってこなかったのが大きいと思います。山で餌を探すよりも、人里なら一カ所にまとまっておいしい食物がある。しかも攻撃はあまりされない。絶好の餌場です」と、担当者は語る。

    傷つけることなく、「ここはあなたが来る場所ではない」と知らせる。その手法がエアガンのようだ。少しアグレッシブな教育というところだろうか。

    高山明照

    なお、このエアガンは有害鳥獣対策協議会に申し出ればレンタルができるという。

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