フリーアナウンサーの小林麻央さんが、進行性の乳がんを患っていることがわかった。

乳がんは、12人に1人が羅患すると言われている。早期発見すれば治るが、どのように見つければ良いのだろうか。
1. 近年増えていえる乳がん。原因は?
年間で1万3000人が乳がんで亡くなっており、20年間で2倍に増えたという。原因はさまざまあるが、日本医師会は以下をあげている。
・初経年齢が早い
・閉経年齢が遅い
・初産年齢が遅い
・出産歴がない
・授乳歴がない
・閉経後の肥満
・飲酒習慣
・一親等の乳がんの家族歴
・良性乳腺疾患の既往歴
なお、全乳癌の約0.5~1.0%であるものの、男性も乳がんになる可能性はある。
2. 40歳未満は自主的に検診を受けに行かないと発見できない


40歳以上になると自治体から検診の連絡が来て、一部助成された金額で調べることができる。この年齢の根拠はなんだろうか。
BuzzFeedの取材に対し、厚生労働省は「健康増進法によって、がん検診の対象年齢を決めているが、40歳未満だと検診と死亡率の低下がみこみづらいこと、乳がん検診の際に放射線ひばくがあるため、リターンを考慮すると推奨すべきではないと判断している」と応えた。
自治体が自主的に乳がん検診を推奨している場合もあるが、その数は多くないという。
3. 40歳未満の人はどうすれば検診が受けられるのか
■会社で働いている
勤務先が健康保険組合に…
入ってる→保険組合経由で検診。告知があった期間に受けられる。
入っていない→自治体の住民検診。一部では費用の一部〜全額補助も有。
検診機関(人間ドック)でも調べられる。
■結婚している
パートナーの勤務先が健康保険組合にはいっていると「主婦を対象とした検診」が受けられることも
■結婚はこれから
自治体による住民検診+検診機関
4. だいたいの費用は? かかる時間は?
自主的な乳がん検診は基本的に保険適応外。各機関で異なるものの3000円〜1万円ほどになる。
なお、マンモグラフィの所要時間は10分ほど。さほど時間はかからないので一度受けてみた方が良いかもしれない。なお、厚労省は検診は2年に1回の検診を推奨している。