Apple、月額600円のゲームサブスク解禁。知っておくべきことすべて

    Appleが19日にリリースするゲームのサブスクリプションサービスApple Arcade。その全貌。

    9月20日、Appleがリリースするものがある。ゲームのサブスクリプションApple Arcadeだ。

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    月額料金を支払い好きな音楽を楽しめるSpotify、AppleMusic。その動画版といえばNetflixやAmazon Prime Videoなどがある。

    コンテンツをひとつひとつ買い切りにするのではなく、サービス自体に利用料金を支払い、期間内(1ヶ月ごとなど)に好きなだけコンテンツを楽しめるものだ。

    音楽や動画などはあったが、Appleはここにゲームを打ち出した。月額の料金は600円(税別)。これを支払えばApple Arcade内のゲームを無限にプレイできる

    アプリ内課金はなし、プレイ画面に広告もでない

    Apple ArcadeはApp Store内に設置。ショッピングモールの中にあるゲームセンターのような存在。

    アプリをダウンロードするApp Store。この中にApple Arcadeは存在する。

    左が現在のApp Storeの画像。右がApple Arcade登場後のApp Storeのスクリーンショット(英語版)だ。

    画像下のメニューバーににToday(今日のピックアップ)、Games(ゲーム)、Apps(アプリ)、Search(検索)とメニューが並ぶ中に「Arcade」という新しいタブが登場する予定だ。ここからApple Arcadeに入ることができる。

    Apple Arcadeの中には9月19日時点で100以上の新作ゲームタイトルが並ぶ。全部、好きなだけプレイできる。

    BuzzFeed / Yui Kashima

    Apple Arcadeに並ぶゲームはすべて新作。Apple Arcadeでしかプレイできない完全オリジナル作品になるという。App Storeに同じゲームは並ばない

    パートナーはカプコンスクウェア・エニックスコナミSEGAといったお馴染みのものからインディー系の企業までさまざま。ファイナルファンタジー・シリーズでもお馴染みの坂口博信氏の新作も鋭意準備中だ。

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    Apple Arcadeのゲームはアプリのように端末にダウンロードされ、電波がない場所でもプレイできる。

    BuzzFeed / Yui Kashima

    上の写真はApple ArcadeにあるゲームをダウンロードしたiPad Pro。

    アプリのようにアイコン表示される。

    さまざまなAppleデバイス(iPhone、iPad、Apple TV)でゲームをプレイできる。もちろんデバイスをまたいでプレイも可能。

    BuzzFeed / Yui Kashima

    iPhoneでプレイしたものをiPadで引き継いでプレイすることもできる。電車の中ではiPhoneでゲームを楽しみ、家ではiPadやMacで続きをすることも可能だ。

    (iPadOSとtvOS 13では9月30日〜、macOS Catalinaでは10月〜)

    上のゲームはカプコン制作の新作ゲーム「新世界」。カプコンはIP(知的財産)を重視する企業であり、新作を作ったのは異例だという。

    水中を敵と戦いながら進む内容で、クリアまで7時間のプレイを想定。水中の音は海で録音して作っており、かなり本格的。

    デバイスごとに画像サイズを変える必要があるため、開発に苦労したという。同社によると「クリエイターの色を生かしたゲームを作れる場」だそうで、今後より遊び心にあふれた作品の開発が期待できる。

    iPhoneでもプレイ可能だがコントローラーを使うとより細やかな操作を楽しめるものもある。

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    コントローラに対応、ファイルサイズ、対応言語などは各ゲームのダウンロード画面の上に表示される。

    ドリームキャストで人気だった懐かしのゲーム「チューチューロケット」も登場。

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    セガから発売されたアクションパズルゲームの新作「チューチューロケット!ユニバース」もApple Arcadeに登場する。

    Apple Arcadeは家族6人まで共有できるので、子どもたちとも楽しめる。

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    上のgifは「チューチューロケット! 」のプレイ画面。今思えば少しプログラミングっぽくもあるので、知育的にもいいかもしれない。

    子どもたちとApple Arcadeを共有した際、プレイ時間はスクリーンタイム機能で親が把握できる。

    また、現段階では子どもたちが利用することも踏まえて過度に残虐なゲームなどはApple Arcadeにはない。

    リリース時には100以上。これから毎月新作ゲームを追加していく予定だという。

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    ゲームは次々に追加され、基本的に消えることはない。Apple Arcade用に開発されたオリジナルゲームが増えていく。

    ただ、上の画像にもあるようにパックマンやソニックなどお馴染みのシリーズは新作としてApple Arcadeに並ぶ予定だ。

    初月は無料。それ以降は月額600円。

    スクウェア・エニックス の「VARIOUS DAYLIFE」

    1家族600円と考えると、破格の安さと言えるかもしれない。

    開発者にも朗報。Apple「我々と新しいゲームを開発しませんか」

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    Apple Arcadeは利用料金をユーザーが支払うことで成り立つ。

    Appleによるとゲームのようなクオリティの作品を生み出すことを目的にしている。

    というのも、App Storeで人気のゲームの多くは広告費に依存する無料ゲームが多く、クオリティを求めると採算があわないことが多かった。Appleも3月の基調講演でこのような旨を語っていた。

    「有料のゲームは定評のあるものが多く、実際にプレイしているユーザーには愛されていますが、無料ゲームとの競争は厳しく、特別に優れたゲームでもユーザー数では無料のものにかないません」

    Apple Arcadeの強みは、デバイスの普及数だ。「キャンディークラッシュ」はシリーズ累計30億ダウンロードを記録し、「ポケモン GO」は8.5億ダウンロードにものぼる。桁違いのユーザーの手に渡ることを、10億ユーザーを抱えるApp Storeの歴史が証明している。

    2008年、App Storeで誰もがアプリを発表できるようになって以来、開発者の活躍を作ってきたAppleは、また新しく自由の場を作ろうとしている。

    バズフィード・ジャパン スタッフライター

    Contact Yui Kashima at yuuuuuiiiiikashima@gmail.com.

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