イランがウクライナ機の誤射を認める 姿勢を一転し謝罪

    イラン・テヘランでウクライナ航空機が墜落した問題で、イラン軍が一転して責任を認めた

    イラン・テヘラン空港を離陸したウクライナ航空機が1月8日に墜落し、乗員乗客計176人が死亡した問題で、イラン軍がミサイルを誤射して撃墜したことを認め、犠牲者に謝罪する声明を発表した。イラン国営通信が11日、伝えた

    軍が声明で謝罪


    イラン国営通信が伝えたイラン軍の声明では、イランの軍事組織の一つである革命防衛隊が1月8日未明、イラクに駐留する米軍基地をミサイル攻撃したことで、イラン周辺での米軍機による活動も活発化。イラン各地の軍事関連施設で警戒態勢がとられていた。

    そこに、テヘラン空港を離陸したウクライナ航空機が、「革命防衛隊の重要施設に、敵対行動をとるかのような飛行ルートで近づいてきた」「航空機は人為的ミスで墜落し、不幸なことに多くの国民と外国人の命が失われた」としている。

    そのうえで「イラン軍指導部はこの人為的ミスに対して謝罪し、亡くなられた方々に哀悼の意をおくる。このようなミスは再発させない。憲兵隊が関係当事者の法的責任を調べる」とした。

    各国が「誤射」を指摘

    ウクライナ機の墜落を巡っては、米国のトランプ大統領が「誰かが間違いを犯したかもしれない」と発言していた。

    カナダのトルドー首相も9日、「イランのミサイルが同機を撃墜したことを示す証拠がある」と発言するなど、西側各国の首脳がイランのミサイルで墜落したとの見方を示していた。この墜落ではカナダ人63人が死亡している。

    イラン側はミサイルの誤射を否定していたが、姿勢を一転して謝罪した。さまざまな状況証拠が積み上がり、これ以上の否定は不可能になったとみられる。