あるクイズ形式のCMが話題です。
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これは、ACジャパンが作成した、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンの支援CM。SNSで大きな話題を呼び、1万RTを超えるツイートもあります。
1万を超えるリツイートが
ACジャパンの広告の趣旨を理解する以前に、この算数の問題を解けない日本人が多いらしい。
問題の中身はこれ

学校に3時間かけて通い、起きてる時間の半分は手伝い。こんな子は本当にいるのでしょうか

「本当に問題」なのか。調べてみました。
セーブ・ザ・チルドレンに支援する現場の状況を尋ねました。
この団体は世界120ヵ国で活動しています。
その一つは、中東のイエメン。
イエメンでは2015年ごろから内戦が激しくなり、多くの地域で学校や病院が機能しなくなっています。
経済も崩壊し、総人口の約8割に当たる2220万人が人道支援を必要とし、その半分は子どもたち。多くの学校が破壊されたうえ、空爆や砲撃が激しく通学も危険な状況で、子どもたちの4分の1は学校に通えません。
セーブ・ザ・チルドレンはイエメン国内6ヶ所に学習支援センターを開いています。学校に通えない子どもたちなど小学1〜6年生の計約1800人が学んでいます。
ユニセフによると、イエメンでは戦争で2400人の子どもたちが命を落とし、3600人がけがをしました。
