Sponsored

「素朴なラーメン」が日本一のラーメンに選ばれたワケ

優勝は「貝出汁白醤油ラーメン」。

日本一のラーメンを決める「最強の次世代ラーメン決定戦!」。

第11回目となる今回、あっさり部門で優勝したのは「麺処 あす花」の「貝出汁白醤油ラーメン」だ。

見た目は素朴だが、投票したラーメンマニア達からは「貝の旨味が凄い」「また食べたくなる味」と評されている。

2月からは、「マルちゃん」でおなじみの東洋水産からカップ麺としても展開中だ。

「貝と鶏の旨味のバランスが絶妙。素朴な味ながら、アサリのむき身を油で煮出して作った特製香味油など、店主の工夫が垣間見える。リピートしたくなるラーメン」(東洋水産 担当者)

「貝出汁白醤油ラーメン」が、ここまで絶賛される理由とは。

BuzzFeedは「麺処 あす花」を訪ねてみた。

目指すは、「さいこうのふつうのラーメン」

「麺処 あす花」は、東京・水道橋駅から徒歩5分ほどの場所にある。店主の福田明日香さんが、1人で切り盛りする小さなお店だ。

もともとはネイリストを目指していた福田さん。ところがあることが理由で、男社会のラーメン業界に惹かれていった。

「専門学校でネイルを勉強していたんですが、美容の世界は上下関係がとても厳しかった。自分には向いていないと思いました。それに比べ、男社会だったラーメン業界は、実力があれば認めてもらえるシンプルな世界。とてもわかりやすかったんです」

看板メニューは、あっさりとした家庭的な「しょうゆらーめん」。福田さんが小学生の時に好きだった町中華の素朴なラーメンになぞらえて、シンプルで「さいこうのふつうのらーめん」にこだわった。

「毎日でも食べられるラーメン」を目指していることから、とても食べやすい味わいだ。お店には、サラリーマンのリピーターも多い。

「貝出汁白醤油ラーメン」は、そんな愛されし醤油ラーメンのスープをベースに開発された。今回の「最強の次世代ラーメン決定戦!」に応募するために。

ポイントは細麺によく絡む、豊かな貝の出汁。貝のあっさりとした味わいがたまらない。

スープの味は試作を重ねるのではなく、頭で考え抜いてから作る。今回のスープは、たった1度の試作で完成させた。その過程には、彼女なりの工夫が光る。

「私、お店を出すまでの修行期間が2年ほどで、そんなに長くないんです。他の方に比べてラーメンの知識が豊富とは言えない。だから、一般的な料理の知識を応用しました」

「今回の特性の香味油は、スペイン料理の『アヒージョ』がヒントになっています。アサリをオリーブオイルで煮て、貝の香りを油に移してみたんです」

毎朝8時に仕込みをはじめ、午後3時に店を閉めても、片付けや翌日の準備が終わるのは夜7時。ワンオペ営業の忙しい合間を縫って、新メニューを作り上げた。

2019年9月9日。「貝出汁白醤油ラーメン」は、見事「最強の次世代ラーメン決定戦!」で優勝を果たす。

今回の優勝について、福田さんには特別な思いがある。

「ラーメン業界は、純粋に味で評価される世界だと思っていますが、一方でTwitterなんかを見ていると、厳しいコメントにショックを受けることがありました。『女だから、注目を浴びているだけ』とか」


「性別の先入観で色物扱いされるのは、悔しかったですね。今回の受賞が、そういった風潮を変えていく一歩になればいいと思っています」

そんな福田さんの傑作「貝出汁白醤油ラーメン」を、東洋水産がカップ麺で再現。「マルちゃん 本気盛」の貝ダシ醤油味として、2月より全国のコンビニで販売されている。

福田さんこだわりの一杯を、どのように再現したのか。

「まずはスープの特徴となる部分をいくつかピックアップし、味の骨格をつくりました。そこから全体のバランスに注意しつつ、スープの雰囲気に足りないものを肉付け。オリジナルの味に近づけていくようにしました」(東洋水産 担当者)

今回は、特に特徴的なアサリとホタテを主体とした魚介の旨みが利いたスープ、そして、貝の香りが乗った特製香味油を再現することに注力した。

最終的に重ねた試作は約20回。「味のバランスが崩れない限界」まで、貝の風味を強くした。その完成品には、福田さんも納得している。

「油もラードではなく、ちゃんとオリーブオイルを使ってくれています。なめらかで、食べやすいラーメンに仕上がったと思います」(福田さん)

「麺処 あす花」は、「毎日でも食べられるらーめん」をテーマに、多くの人が食べやすいラーメンを目指してきた。

今回のカップ麺も、そんな福田さんのこだわりが活きた一杯に仕上がっている。

最強の次世代ラーメン決定戦!」で優勝したラーメンは、他にも続々とカップ麺として発売。

まずは、今回の「貝ダシ醤油味」(あっさり部門)と「コク辛鶏白湯 ガーリックチーズカレー味」(次世代こってり部門)が一足先に全国のコンビニで展開されている。

続いて、2月17日に「汁なし 豚骨ネギ塩まぜそば」(汁なし部門)、3月に「ガツ盛り スタミナにんにくん」(ガツ盛り部門)が発売予定だ。

東洋水産が本気で“お店の味”を再現した、渾身の一杯をぜひ味わってみてほしい。

「麺処 あす花」(東京都千代田区西神田2-5-8)

営業時間:

【月〜金】11:30〜15:00(水曜のみ、夜間も営業)

【水】11:30〜15:00、18:00〜21:00

【定休日】第2土曜を除く土、日、祝日

撮影:山田 健司