今年、世界で発生した台風の中で最も強烈な台風は、数十名の人の命を奪い、台風の経路となった地域に大きな損害を残した。
9月15日、台風22号(マンクット)がフィリピンに上陸。少なくとも60人が死亡した。人々が避難していた鉱山労働者の宿泊所が土砂崩れに遭い、死者数はさらに増える恐れがある。
16日、台風は香港へと移動。ここ数十年で香港で最も強い台風となった。台風はさらに北の中国南部へと移動し、少なくとも4人が死亡したと伝えられている。
中国で最も人口の多い広東省では、250万人以上が避難している。広東省深センから投稿された動画には、ホテルのカフェテリアが水浸しになる様子が映っている。
香港では、最大風速273km/時を維持していた台風の影響によって、数百人が怪我をし、建物が深刻な損害を受けた。
ネット上に投稿された動画や写真では、台風22号(マンクット)により、高層ビルの足場が崩れたり、クレーンが回転、建物が風で揺れ、窓が割れる様子などが映っている。
香港の気象当局では、高潮の水位が3.35mを記録した。台風への警戒レベルは10時間にわたり、最高レベル(人々に屋内で待機し、窓やドアから離れるよう呼びかけるレベル)を維持した。
香港では16日、公共交通機関が運休し、人々は屋内で過ごすよう指示が出された。その翌日は、台風の余波で、出勤が困難となった。
この記事は英語から翻訳・編集しました。