22人の海外セレブが明かす「私がヴィーガンになった理由」
健康のため。動物のため。母なる地球のため。『イーティング・アニマル:アメリカ工場式畜産の難題』を読んでヴィーガンになった人も多い。
1. ビリー・アイリッシュ

「ヴィーガンになったのは4年前。理由はたくさんありますが、まず私は動物が大好きだということ」
「動物はすでに完成されたものであり、動物を使って何かを作り出すことには価値を見出せないと思ったからです。動物はそっとしておいて! 」
「あとは、自分が乳糖不耐症なことも理由の1つ。(中略)私は乳製品ですぐに肌がアレてしまうから」
2018年に投稿されたビリーのTumblrを取り上げたSeventeenの記事(2019年)より。
ビリー・アイリッシュの母親は最近、新型コロナウイルスのパンデミックの中で働く人々に、植物由来の食事を提供するSupport + Feedを立ち上げた。
2. アリアナ・グランデ

ヴィーガン生活を始めた理由は、グランデのイタリアンルーツにも。
「(お肉とチーズで育ったので)すでに普通の人の一生分は食べました」
「ヴィーガンなのは、とにかく動物が好きだから。冗談じゃなくて、人間よりも動物の方が好きっていうくらい」
「それに、植物性の食べ物の方がいいと強く信じているからです。自然食品は健康にいいだけでなく、心もハッピーになると思います」
「外食でヴィーガンメニューが難しいときは、野菜やフルーツサラダだけを食べて、帰宅してから食事することもあります」
Daily Mirrorのインタビュー(2014年)より。
3. ナタリー・ポートマン

ジョナサン・サフラン・フォアの著書『イーティング・アニマル:アメリカ工場式畜産の難題』(2009年)を読み、べジタリアンからヴィーガンへ。
「本がきっかけでヴィーガンになりました。それまでは、卵と乳製品なら動物を傷つけているわけじゃないし、自然の副産物だしと思っていたんです」
「でも、飼育環境、環境への影響、不健康な動物を大量に飼育し摂取することによる身体への影響などを知ると、一瞬で考えが変わりました」
Vanity Fairのインタビュー(2018年)より。
4. スティーヴィー・ワンダー

「この星でどう暮らしていくべきかを、人々に訴えています。子どもたちのために、都会はよりサステナブルに、より緑豊かな星に。言うだけでなく、行動しないとダメなんです」
AOLのインタビュー(2016年)より。
5. ホアキン・フェニックス

幼少期、3人のきょうだいと一緒にヴィーガンへ。
「(子どものとき)釣り人たちが、釣った魚をボートに叩きつけるようにして投げ込んでいたのを見て、大きなショックを受けました」
「これはおかしいと感じたのは僕だけじゃなくて、兄弟みんなそう思ったんですね。と言っても、末っ子のサマーはその時まだ生まれていませんが」
「そのときの心境はうまく説明できませんが、とにかくショックで、人間の怖さを感じて、頭にきたのは確かです。汚い力の使い方だと思いました。その瞬間、僕らは、もう肉は食べないと誓いました」
「そのことを両親に告げ、『なんで(魚や肉のあり方を)教えてくれなかったの?』と聞いたときの、母親の泣き顔は忘れられません。どう答えるべきか困ってました。その顔を見て、やっぱり肉は食べないとますます強く思いました」
Colliderのインタビュー (2018年)より。
6. ルーニー・マーラ

2011年に初めてヴィーガンにチャレンジして以来、オン・オフで続けている。
「9歳の時からオン・オフでベジタリアン生活をしています。オン・オフになってしまった理由は、両親いわく、私は好き嫌いが激しくてベジタリアン生活ができないときもあったから」
「7年前、劣悪な豚の飼育状況を記録した動画が友達から送られてきて、そこから次の動画、次の動画ととめどなく見てしまいました。」
Coveteurのインタビュー(2018年)より。
7. ケイト・マーラ

「ヴェーガンになって5年ほど。最初は大好きなチーズが食べられないのが辛かったけれど、お肉を食べたいと思うことはまったくありませんでした」
「ヴィーガン生活を始めたのは、キムベリー・スナイダーさんの著書『The Beauty Detox Solution』を読んだことがきっかけです」
「私たちの体はそもそも動物の肉を消化するようにできていないこと、肉の代わりにどういうものを食べるべきかなどが書かれた本で、眼から鱗が落ちたような気持ちになりました」
「もともとお腹が弱かったのですが、お肉を食べるのをやめたらずいぶんよくなりました」
Shapeのインタビュー(2018年)より。
8. マイリー・サイラス

2013年のアルバム『バンガーズ』ツアー中、愛犬フロイドがコヨーテに噛まれて死んだことをきっかけに、ヴィーガンになった。
Paperのインタビュー(2015年)より。
最近は、ヴィーガンファッションも大好きで、自信を「サステナブルヴィーガン活動家」と称している。
Vanity Fairのインタビュー(2019年)より。
9. イヴァナ・リンチ

「べジタリアンになったのは11歳のとき。動物の血肉を食べるという考え、何かが殺され犠牲になった肉というモノに耐えられなくなったからです」
「それでも、アイスクリームを食べながら、牛は広々した牧場でのんびり暮らしながら余ったミルクをわけてくれているんだよねぇと呑気に考えていました」
「考えが変わったのは、2013年に『イーティング・アニマル:アメリカ工場式畜産の難題』を読んでから。自分のベジタリアンのあり方に一貫性がないと気付き、ヴィーガン生活へとシフトしました。完全にヴィーガンになったのは、2015年です」
Vegan Food and Livingのインタビュー(2016年)より。
リンチは、ヴィーガンかつクルエルティフリー(動物実験なし)のスキンケア&メイクアップ商品のサブスクサービスKinder Beauty Boxの共同創設者でもある。
10. ビーナス・ウィリアムズ

プロテニス選手のウィリアムズは、2011年にシェーグレン症候群を発症した。
「健康面を考えて始めました。自己免疫疾患に悩まされ、テニスコートでの自分のパフォーマンスを管理したいと思ったのがきっかけ」
「始めてみたら、最高の方法で体にエネルギーをチャージできるという考えにハマりました。テニスのパフォーマンスだけでなく、体にとっていい事をしていると感じられるのもいいですね」
Healthのインタビュー(2017年)より。
11. ルイス・ハミルトン

動物愛護と自身の健康状態を考えて、ヴィーガン生活を送るそう。
「普段から気をつけていることはいくつかありますが、その中に睡眠サイクルと、食べ物と体の相性があります」
「内臓は第2の脳みそ。たんぱく質を摂取するためには牛乳を飲んで肉を食べろと教わってきましたが、それを含めいろいろな研究に興味を持って目を通すようにしています」
Independentのインタビュー(2020年)より。
12. カイリー・アービング

「今シーズンは、菜食をより取り入れて、動物性のものは排除しています。そのおかげで、エネルギーが満ち溢れて、体の調子も最高です」
「自分にとって食生活とは、何が力を得るのに効果的で、どんなプラスがあるのか、サステナブルな暮らしができるのは何か勉強中です」
SB Nations(2017年)より。
アービングは、コロナパンデミックの中、ニューヨーク市のフードバンクに20万個のビヨンドバーガー(完全植物性のミートを使ったハンバーガー)を寄付した。
13. ウディ・ハレルソン

長年ヴィーガン生活を送るハレルソンのきっかけは、20代の頃のある出来事だ。
「バスに乗っていたとき、鼻をかんだんですよ。当時は肌荒れがひどくて、ニキビ面でした」
「鼻をかんだ音でこっちを見た女性が、『あなた、たぶん乳糖不耐症よ。乳製品食べるのやめたら、いろんな症状が3日で改善するわよ』って。24歳くらいだった当時の僕は、ウソだろうと思いつつ、乳製品を食べるのやめました。そうしたら、本当に3日で悩みが解決しました」
「その時、『牛乳は体にいいって言われて育ったのに?!』と驚きましたね。健康の基本のはずなのにって」
「それ以来、『他にウソはないか?』とて考えるようになりました。広告のせいで知らず知らずのうちに信じきってしまっていることが、実は偽りなこともあるんです」
Esquireのインタビュー(2012年)より。
14. ジェシカ・チャステイン

15年のベジタリアン生活を経て、2007年からヴィーガンに。
「2週間のヴィーガンフードデリバリープログラムを友達に勧められたのが、ヴィーガン生活の始まりでした」
「やってみたら、今までにないほど体がエネルギーに満ちるのを感じて、体の声を聴いて続けようと思いました。ヴィーガンになろうと始めたわけではなく、自分の体に聴いたらこうなったんです」
W Magazineのインタビュー(2017年)より。
15. エリカ・バドゥ

「1989年、高校3年生のときからベジタリアンで、ヴィーガンになったのは1997年」
「ただ、どこかの団体に属しているわけでもないので、自分で自分のことをヴィーガンと呼ぶことはありません。体のためにベストなことをしたいだけです」
「ランボルギーニには1番いいガソリンを入れたいでしょう?」
Peopleのインタビュー(2016年)より。
16. トラヴィス・バーカー(ブリンク 182)

2008年の飛行機事故をきっかけにヴィーガンへ。
「13歳からベジタリアンですが、飛行機事故で入院中、どうしてもお肉を食べなくてはいけなくなりました。病院の食事にはヴィーガンのオプションがなかったんです」
「友人に代わりに食べてもらうこともありましたが、それもバレてしまいました。病院が提供できるもの、自分のお腹がなんとか受け付けて、肉をできるだけ連想しないですむものとして、ビーフジャーキーを食べさせられました」
「何がいいたいかというと、入院中にちょっとだけお肉を食べたことで、退院後はべジタリアンからヴィーガンになろうと決意したんです。ロサンゼルス在住なので、ヴィーガン生活は簡単ですよ。ロサンゼルスにはおいしいヴィーガンレストランがたくさんありますからね」
ジョー・ローガンのポッドキャストより。
17. レオナ・ルイス

2019年、100%ヴィーガンな結婚式が注目された。
「小さい時、鶏や豚など動物を見に、よく母と牧場に遊びに行っていました。そのとき、ふとエサをあげて遊んでる牧場の動物と、ご飯として食べる動物って同じなんだよなと思ったんです」
「そこで、もう動物は食べたくないと母に言いました。当時、6歳か7歳。10代はべジタリアンとしてオン・オフで、そのうちまったくお肉は食べなくなりました」
「あとは子どもの頃、動物実験のポスターを見たのもちょっとトラウマに。過激な画が頭から離れませんでした」
Metroのインタビュー(2016年)より。
18. メイム・ビアリク

19歳でベジタリアン、長男出産後にヴィーガンへ。
「味が嫌いでお肉を食べなくなり、動物への愛と敬意からより深く学び、食べないことを選択する意志が強くなりました」
「ずっとヴィーガンになりたいと思ってはいたものの、そのためにはまず情報を集めて学びたいという気持ちもありました。学ぶにつれて考える時間も増え、徐々にヴィーガンになりました」
「長男出産当時は、まだ乳製品を食べていました。しかし息子が母乳を受け付けず、自分が乳製品アレルギーだと気づきました。そこで乳製品もカットしました」
「その後『イーティング・アニマル:アメリカ工場式畜産の難題』を読み、ついに完全にヴィーガンになりました」
Vegetarian Timesのインタビュー(2011年、2017年追記あり)より。
19. エミリー・デシャネル

「22年前、ニューヨークのファームサンクチュアリ(引退したり、虐待にあったりした家畜を保護する牧場)を訪れたのがきっかけです。その後、ヴィーガン生活を始めました」
「健康的な環境で動物がのびのび生きている姿を見て、人生観が変わりました。(息子の)ヘンリーも連れていきたいですね」
「動物に直接触れ、彼らにもそれぞれ個性があることを知って欲しいです。工場式農場の危険性など、食べ物の生産プロセスのあり方について学べるのも素晴らしい」
Garden of Lifeのインタビュー(2015年)より。
22. ダリル・ハンナ

10歳からヴィーガン。
「実家はシカゴですが、週末はウィスコンシンにあるレストランによく行っていました。私はこのレストランが嫌いで、車の中で待っていることがありました」
「ある夜、レストランの駐車場周辺を散歩していたら、子牛をたくさんのせたトラックが停まっていて、その中の1頭と仲良くなったんです。レストランからドライバーの人が戻ってきたので、子牛の名前を尋ねたら、『明日の朝には牛肉ちゃんだよ』と言われて大ショック」
「それ以来、お皿の上の料理と、それがどこからやってきたのかを分けて考えられなくなりました」
Vegetarian Timesのインタビュー(2010年、2017年追記あり)より
この記事は英語から翻訳・編集しました。 翻訳:soko / 編集:BuzzFeed Japan