2020年6月30日

    人種差別問題。良き理解者・協力者でいるために、自分に問いたい13のこと

    理解者・協力者(アライ)とは、差別的な扱いを受けている集団の理解者であり協力者のこと。正しい理解者・協力者でいるために、自問するための質問を集めました。

    アメリカの抑圧的な制度を打ち壊すには、社会的に1番不当な扱いを受けている人々だけが関心を向けるだけでは、不十分です。たった1回の寄付やたった1日の抗議活動だけでは、変化は起こせません。

    So, Tuesday has passed, and we're still Black, so to everyone who wanted to play ally yesterday, I hope you keep the same energy for yourselves, your peers, your employers, and your families, because our oppression isn't a trend. This is a day-to-day reality. Understand that.

    「“BlackOutTuesday”(「火曜日を黒くしよう」、SNSに黒い写真を投稿するムーブメント)の火曜日は過ぎた。それでも私たちは黒いままだし、協力してくれる仲間たちもまだ、黒いままだ」

    「自分自身のため、そして仲間、雇用主、家族のために、同じエネルギーを保ち続けてほしい。だってこの抑圧は単なるトレンドじゃない。日常的な現実なんだ。それを分かってほしい」

    Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)と呼びかける、人種差別への抗議運動のより良き理解者・協力者になるにはどうすべきか、自問するための質問を集めました。

    ただしこれは理解者・協力者となるための包括的なリストでは決してないし、どうすればいいかという方法論でもありません。スタート地点だと考えてくださいね。

    1. 「アライ」とは?

    Amélie Lamont / Via guidetoallyship.com

    「アライ」とは、「同盟」や「味方」などを意味する英単語からきた言葉で、理解者、協力者、あるいは支援者などと訳されます。

    アライになるには……

    1. 彼らの苦しみを自分自身のものとして受け止めよう

    2. 怖くても立ち上がろう

    3. 自分が持っている特権を、それを持たない人へ譲り渡そう

    4. あなた自身も痛みを感じても、話すべきはあなたのことではないことを理解しよう

    アメリー・ラモントさんの「Guide to Allyship」(理解・協力のためのガイド)は、生産的な理解者・協力者とは何かを学ぶのに最適です。

    2. 人種差別の問題について話す時、自分を中心にしてしまったことはありますか?

    Undrey / Getty Images

    理解者・協力者でいるということは、あなた自身やあなたの感情に注目するものではないことを理解しましょう。

    差別を目の当たりにして、あなたも怒りや激しい嫌悪、恐怖、罪悪感、悲しみを感じるのは当然です。しかし理解者・協力者としてあなたがすべきなのは、こうした感情を、行動を起こすための燃料として使うことです。

    (特に差別されている集団から)共感を得ようとしたり、慰めてもらおうとしたりしてこのような感情を表現するのは自分勝手であり、問題そのものを矮小化させます。自分を中心に置いて社会の不当を語る問題ではないのです。

    3. 抑圧的な制度に、あなたも加担していませんか?制度から恩恵を受けていませんか?それを黙認していませんか?

    Wow. Scary how right he was. https://t.co/fk8eWQ1gCF

    「外出禁止令に背いて、法律に反して大人数で抗議活動しているのが黒人だったらどうだっただろうって想像してる。機動隊は集会を解散させ、催涙ガスが飛び交い、刑務所はいっぱいになっていただろう。トランプは激怒していたと思う」

    まずは、自分を深く省みるところから始まります。近所で夜の散歩をするとき、身の危険を感じますか? 警察とのやり取りはいつも、ポジティブなものですか? お店で、何かを盗んだと誰かから言いがかりをつけられて怖い思いをしたことはありますか?

    これらは、深い内省のきっかけとなるわずかな例にすぎません。

    活動家ペギー・マッキントッシュの論文「見えないナップザックの荷ほどき」は、白人の特権について学び、自分の中で消化するための強力な出発点となります。

    W・E・B・デュボイスの『黒人のたましい』(岩波文庫)は、社会学的なレンズを通じて、特権を認識するための道を開いた本です。

    4. 良き理解者・協力者となるためにどうすればいいか、差別されている人たちに「教えて」と頼んだことはありませんか?また、それを期待していませんか?

    Lemme save my white ... friends a DM. Don't ask me what you can do, to stop feeling helpless. Stop creating emotional labor for me and other black folks while we are grieving yet more murder against our people. Google exists, use that shit.

    「白人の友達にDMする代わりに書くけど。自分が無力に感じるからって、自分には何ができるかなって私に聞かないで。私や他の黒人に感情的な負担になるものを作らないで。私たちは、仲間がさらに殺されているのを嘆いているんだから。Googleに聞いて」

    黒人の友人や知人に「何かできることがあるか」聞くのは、不要な感情的負担を背負わせることにもなります。

    これを避けるために、既存の資料を使って自分で調べたり、歴史講座を探したり、活動家団体に参加したり、本や記事を読んだり、映画やドキュメンタリーを見たり、ポッドキャストを聞いたり、演説を聞きに行ったりしましょう。

    5. 過去にも未来にも、人は、そしてあなたは必ず過ちを犯す。これを受け入れられますか?

    6. 理解者・協力者の役目や責任は、たとえ状況が厳しくなったとしても変わらないと、理解していますか?

    Undrey / Getty Images

    理解者・協力者でいるということは、快適で気楽な道のりではありません。差別されている集団は、状況が難しくなったからといって、社会的に不当な扱いも「一時停止」されることなどないのです。

    理解者・協力者になる道のりで困難に出くわしたら、組織的・継続的に不当に扱われ差別されている集団は、どんなふうに感じているのか、想像してみましょう。

    7. もし誰かが無知で問題のあることを言ったりやったりしたとき、非難できますか?

    8. 心から耳を傾ける準備はできていますか?

    Olga Zakharova / Getty Images

    自分の権威を主張するのではなく、差別されている人たちがどう感じているか、自分に何をしてもらいたいと思っているかに耳を傾けることが重要です。

    9. 他の人に見せるため、ソーシャルメディアに投稿するため、もしくは自分の罪悪感と折り合いをつけるための「パフォーマンスとしての理解・協力」だけで終わっていませんか?

    For people who actively want to be support and be an ally right now, I have written a thread.

    「本気で支援し、今すぐ理解者・協力者になりたいと思っている人のために、スレッドを書きました:見せかけだけではない理解・協力への10ステップ」

    ソーシャルメディアに投稿するのは結構なことです。しかし、自分の感情に向き合ったり、抑圧的な制度を壊すために何かしら生産的な行動を取ったりしたことがないのなら、理解者・協力者とはどういうことかを理解したことにはなりません。

    10. 社会的正義を求めて活動している組織に、寄付したことはありますか?

    Jane_kelly / Getty Images

    どんな寄付も大切ですが、社会的正義を求めて活動している組織に対し、定期的に金銭的支援をする決意は非常に重要です。

    金銭的に支援できる他の方法に、以下があります。

    ・差別されているグループが作った商品を買う、もしくはそうしたグループが 経営する店舗で買い物をする

    ・ボランティアとして時間を提供する

    ・社会的正義を求めて活動している組織に広告収入が入る動画を(無料で)視聴する

    11. 抑圧されたグループを支援したとしても、当事者の感情を完全に理解することはできないと自覚していますか?

    12. 差別されている人たちの主張をもっと大きく伝えるために、自分の声を使ったことはありますか?

    Undrey / Getty Images

    あなた自身が持つ特権を使って、歴史的に口をつぐまされてきた人たちの言葉、研究、経験を共有し、増幅させてください。

    理解者・協力者の声は、抑圧されたグループの声よりも「遠くに届く」のではなく「一緒に作用する」ものです。

    13. 最後に、理解者・協力者であるには、手を貸したいと思うだけでなく、行動を起こすことが必要だと理解していますか?

    この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:松丸さとみ / 編集:BuzzFeed Japan

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